年末謝恩メール

昨日の夜、今年一年お世話になった人々、一人一人にお礼のメールを書いていた。
一人一人の顔を浮かべて、お世話になった具体的な出来事を思い出しながら。
やがて、お礼のメールを打っているのではなく、お別れの手紙を書いているような気になり
「ああ、あの人とはもう二度と会えないんだな」と思い、切なくなった。
しかしそれは、身を切られるような痛みもなく、胸がつぶれるほどの悲しみもなく
「まぁ、こんなものかな」と思える程度の感傷でしかなかった。
その程度の痛みでしかないから、
死にたい奴はいつも簡単に死んでいくのだろう。
身を切られ胸をつぶされ慟哭するのは、
いつも決まって遺された側。
来年、一年という時の流れに、
自殺者の数倍はいるだろう自死遺族の方々の苦しみが、少しでも和らぎますように。
みんなから思い思いの返信メールを頂きました。
「俺はみんなから生かされて存在しているんだなぁ」という実感を胸に新に刻んで。