@グラミー賞を逃した喜多郎とあなた(前編

昨日、太鼓の稽古に見学者3人きました。
自然食品の店をやっているおかみさん、印刷屋さん、以前八丈島に30年住んでらしたお母さん。
プラス、すっかりうちの会に馴染みちょくちょく顔を出してくれる、三味線弾きのBちゃんもきた。
太鼓のドンドコドンと三味線のベベーンベンベンはとてもよく合います。
太鼓と三味線コラボも段々とさまになってきました。
今年うちに
「八丈太鼓ゆうきちと津軽三味線のコラボ」を人様に披露できるところまでいけたらなぁ。
Bちゃんはノリがよくてオモロイです。
Iさんが陽気でウキウキする太鼓を叩いていたので、
「さあ、踊って踊って!」とBちゃんに声をかけたら、
手踊りをしながら太鼓をぐるりと一周してくれました。
いいなぁBちゃん!
今度ひょっとこのお面被って踊ってくんないかなぁ。
かなりウケると思う。
芸事はウケテなんぼですw。
見学しにきた印刷屋さんは、埼玉の美術館の理事をなさっているそうで、
5月5日の美術館の開館記念日と8月6日の原爆の日に、
美術館で太鼓を打ってもらえませんか?と言うてくださいました。
原爆の絵で世界的に有名な美術館です。
去年広島と長崎に、自分一人で全部折った千羽鶴を奉納した師匠、
長崎出身で除夜の金を広島の平和公園近くの橋の下で聞いたYを初め、
みんなが「ぜひ打たせてください!」と返事しました。
災害復興支援チャリティコンサートや募金集めの路上演奏などなど、
「何がしかの意味がある太鼓」を打てる機会は、ほんと嬉しくてありがたいことです。
原爆や核についてちゃんと勉強して、各個たる自分の意見というものが生まれてからでないと
8月6日は「いい太鼓」にならないのかもしれないし、
なーんも考えんと無心で打たないと「いい太鼓」にならないかもしれない。
これが芸事のオモシロさ。
結局「いい太鼓」を打つのも感じるのも「頭」ではなく『心』だからなのだ。
『心』の準備の為の勉強であり日々の鍛練なのだ。