たいせつないのち

一昨日の秋葉原の事件で
友達仲間知人の誰かが病院に運ばれたという話は聞いていない
ホッとした。
これを読んでいる人で、友人や知人が被害にあわれたという方がいるかもわからない
被害にあわれた方々の心と身体が回復しますように、祈るばかりです。

日曜日、事件を夜7時くらいに携帯のニュースで初めて知って、
すぐに、あの子は大丈夫か?あいつは?あいつは?と幾人もの友達の顔が頭に浮かんだ。
秋葉原に買い物によく行くあいつら、仕事で近くに行くあいつら。
急いで「大丈夫か?」とメールをする。
メールの返信を待つ間、携帯でニュースを追っかけてたら、事件の凄惨さに圧倒されて
いくつもの「もしも?」が否応なしに頭をよぎり、
心臓はバクバクしだし、辺りの酸素が薄くなったような息苦しさ。
しばらくたって何人かから「大丈夫だよ」とメールきてマジ涙でた。

13年前の地下鉄サリン事件
その日の朝、俺はアルバイトが休みだったのか、無職だったのか覚えていないが、
ずっとテレビを見ていた。
ただ、画面を眺めていただけだった単なる傍観者として。
その二月ほど前の阪神大震災の時も映像をただ唖然として見ていただけだった。
その頃俺には、無事を確認せずにいられなくなるような友達は一人もいなくて
悲惨な災害や事件はブラウン管の中の出来事でしかなかった。

今は、とても大事な友達がいる。
事件や事故のニュースの度に心配せずにいられない友達。
もしなんかあった時は、おいらの命を引き換えにしてでも助けたい
もともと俺がこうして生きていられるのは
数年前に友達とその子の家族に救われたから
まだ救われ続けているのだとも思う
彼女らにはいつまでも太陽のように笑っていてもらわねば。