あかねとジャム

金曜日、早稲田のあかねで「みずのないうみ」というバンドにサックスで参加させてもらった。
深海を漂うクラゲを意識することはできんかったけど、隙間隙間にリバーブを深く効かせて吹いてみた、らなかなか気持ちいかった
ディレイはセッティングミスで失敗。
Rさんの口琴とYさんのギターが水のない海に落ちる雫のように響く
減退音のはかなさ
音が消えていく美しさ
命の尊さ
hちゃんの高い声は遊び戯れるイルカのよう
おいらのサックスは空を飛ぶカモメ
ちょっと上空を飛び過ぎた
次回はカモメも海を泳ぎましょう。
聴きにきてくれたnちゃんの脳裏に、うみが広がったらしい
とてもよかったです。

早稲田のあかねと言えば、
東京音系deepスポット東の鶯谷ワッツアップ、西の高円寺無力無善寺の真ん中に位置する、
が、
位置が真ん中だからと言っても、その思想が真ん中であることもなければ表現形態が真ん中の王道であるはずもない都の西北早稲田。
鶯谷ワッツアップ、早稲田あかね、高円寺無善寺を三角形で結んでください。
その三角形を年柄年中グルグルぐるぐる回れば、東京のアンダーグラウンドアートシーンは大体網羅できます。たぶん。
どの店も世間さまを蹴飛ばす人、世間さまから蹴飛ばされる人など、濃ゆく生きてる人が集います。たぶん。
実はよく知らないw

翌日土曜夜は新宿Jamに行きました。
友達のTちゃんがドラムを叩いているバンドGは最高だった。
エモーショナルとかソウルとか情熱とかそういう熱いものがバーンとダイレクトに汗と一緒にほとばしってた。
Tちゃん最後の曲でちとヘロヘロになってたのがこれまた最高で完全燃焼の美しさ、かっこよかったなー。

バンドの合間合間にお笑いの人が演ってたんですが…、
おいらねー、暴力じゃちっとも楽しくない、笑えんよ。
俺が暴力を見て笑っていられたのは中学二年生まで。
肉体的暴力、言葉の暴力が唯一の芸であるツマンネー芸人を見て、みんなはケラケラ笑ってる。
芸人も客もおバカさんなんだからしゃーないと諦めつつも、やっぱ無性にムカツクなー。

本番中のステージでボーカルとノイズの人が取っ組み合いの喧嘩を始めたり、
全裸の男の人がペニーを出しながら踊ってたりとなかなか忙しい。
最後はステージから豚の生首が飛んできた。
そのグロくてショッキングなアクションとバンドのサウンドが全然あってねー
豚さんかわいそ。
すっかり血抜きされてた豚の頭
残さずにちゃんと耳まで喰ってやれよなー(゜▽゜)