さーてと、東北や関東にいる友達を救ってみるかプロジェクト mission2「チェルノブイリに学ぼうの壱」

復習
ICRPの安全基準は科学的ではなくて、原子力政治力学的であるがゆえに、まったく当てにならない。
ICRPは、内部被曝の危険性、低線量被曝の危険性はシカトしちゃったもんねーうっしっし。
IAEA,WHO, 原子力推進各国,わが祖国日本は、ICRPの基準をまるっと利用してイケシャーシャーとしてる。
原子力村および国際原子力村がその力を持つ限り、低線量被曝は健康になーんも問題ない。
んで、本当はどうなん?
と、ここまできました。

豆知識
ICRPは日本語だと国際放射線防護委員会という名前から察するに、たいそうな国際的な権威を持つところとお思いでしょうが、単なるイギリスのNPO団体です。

政治的なICRPに対して原子力産業界や政治による圧力を排除して安全基準をたてようぜ!というのが、ECRP(欧州放射線防護委員会)です。
こちらも欧州放射線防護委員会という名前から察するに、たいそう全欧州的な権威を持つところとお思いでしょうが、単なるベルギーに本部を置く市民団体です。
ここで、ICRPの安全基準はこれだ!ECRPの安全基準はこれだ!と数値を上げて、さああなたは、ICRP派?ECRP派?と二択問題をだしてもいいのですが、そういうのはよそでやってください。

そんな「ミリシーベルトうんぬんで何パーセントのリスクが〜!!」なんていうちっともピンとこないような話よりも、もっともっとあなたの心臓にガツンとくるような話をしましょう。

チェルノブイリに学ぼう」です。
チェルノブイリ事故の放射性物質の放出量とか市民の被曝量とか難しい話はひとまずおいといて、たん的に「チェルノブイリ事故で実際何人亡くなったん?」からいきましょう。
ウィキペディアから抜粋すると
ソ連政府の発表による死者数は、運転員・消防士合わせて33名。
IAEAによると死者4,000人(2005年9月発表)
欧州緑の党による要請を受けて報告されたTORCH reportによると、過剰癌死亡数を約3万から6万件と推定。
環境団体グリーンピースは9万3,000件を推計し、さらに将来的には追加で14万件が加算されると予測。
ロシア医科学アカデミーでは、21万2,000件という値を推計。
2007年にはロシアのAlexey V. Yablokovらが1986年から2004年の間で98万5000件を推計。
ウクライナチェルノブイリ連合(NGO)は、現在までの事故による死亡者数を約73万4,000件と見積もっている。

ううう、推計だの予測だのとまったくわけわからんわいっ!
と怒り心頭の僕とあなたには2005年のタス通信をどうぞ。
【モスクワ24日共同】23日のタス通信によると、1986年に旧ソ連ウクライナ共和国で起きたチェルノブイリ原発事故の被害者でつくるウクライナの「チェルノブイリ身体障害者同盟」は、事故に関連する同国内の死者が150万人以上に上ったとの調査結果をまとめた。事故発生から19周年となる今月26日を前に公表した。  調査によると、事故で被ばくした人はウクライナ国内で約350万人で、うち120万人が子供だという。  ロシア政府によると、同事故による隣国ロシアでの被ばく者は145万人に上っている。
2005/04/24 12:49 【共同通信

http://www.47news.jp/CN/200504/CN2005042401003588.html
ウクライナだけで事故に関連する死者が150万人以上。。
まるでスターリン語録の「一人の人間の死は悲劇だが、数百万の人間の死は統計上の数字でしかない。」を地でいくような数字だけど、
これは決して統計上の数字でしかないわけではなくて、いわばあなたが俺が、あなたが愛する人が俺が愛する人が150万人以上亡くなったということにほかならないのです。

しかしながら疑問は残る。死者が150万人以上もでていて、それをあたかも何事もなかったかのように世界はスルーあるいはシカトできるのだろうか?
ほんとはIAEAがいうように20年間で死者4,000人くらいで統計に埋もれるような死者数なんじゃね?
だってさ、世の中はとても静かで誰も騒いでねーじゃん!チェルノブイリも福島も世界も日本も。

なれば、チェルノブイリ事故の死者数を検索ぅ〜ではなくて別角度から検証しよう。
ウクライナベラルーシの人口変動、激増する死亡と激減する出生」を見てくれ。
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/genpatsu/ukraine1.html
”1990年代以降の人口の減少の仕方は尋常ではなく、もっとも人口の多かった1993年の5217万9000人と比較すると2011年10月の人口、4566万5000人は、実に650万人の減少であり、その比率は12.5%ということになる。20年足らずの間に1割以上の人口が減少したことになる。”

事故の8年後から人口がまるでジェットコースター的急降下。
そして20年足らずで1割以上の人口650万人の減少。

東京都民は1300万人だから20年でその数がちょうど半分になる勘定だ。
おいおい650万人もどこいったんだ?
650万人の内訳は死亡の激増と、それにもまさる激激減減する出生率の仕業ということです。
もし、事故がなかったらこの650万人が当たり前に存在できたかも、なのです。
続けてページをめくってベラルーシを見たらウクライナと瓜二つの死亡の激増と、それにもまさる激激減減する出生率

チェルノブイリの事故は、
ウクライナだけでも死者150万人以上で犠牲者の総数は650万人と言えるんじゃないか?
なればヨーロッパでは?アジアでは?世界では?
その因果関係を、誰かが証明することはないだろうがね。