続「30番部屋デンモク履歴の悲劇」

月曜日、仕事を終えて家に帰り、
断食明けの豚のようにムシャムシャとメシを食らい、
禁酒明けのカバのようにガブガブと酒を飲む。
水恐怖症のカラスのように風呂に浸かり、夜の七時には、おふとんの中。
「ピピピー」と鳴るは夜十時の目覚まし時計。
こめかみにげんこつ一発いれて起きたふり。

そして夜十一時、いつものカラオケボックス
「5番の部屋にどーぞ」
(ああー、私は今夜「30番部屋デンモク履歴の悲劇」からついに解放されるのね)とドキドキしながらもクールな私
「あっ、MD使います?」と店員さん
「ええ、できれば」と少し声が上ずる私
「でしたら30番にどーーーぞーーー」
「ありがとー」と虚ろに空を見つめる私。
という次第で、いつもの30番の部屋。
いつものデンモク
いつものmy履歴。
けどさ、今日は「レット・イット・ビー」をペラペラとチューニング代わりに3、4回吹いただけで、あとはMDをかけっぱだったから、デンモクの「悲しみのmy履歴」を見なくても済んだのさ。
まぁ、おいらの気狂いラッパのチューニングとして使われる「レット・イット・ビー」もなかなか切ない存在ですけど。
マリア様ごめんなさい。m(__)m
もっともっと切ないのは3、4回も曲に合わせて吹かないと音程とれないおれの耳と腕。(T_T)