悲しみの底を抜けた中東

死ぬまで忘れないように、ここに印す。
「自由と民主主義」をお題目にアメリカは世界中でイスラムを攻撃している。
パレスチナハマスもイラン政府も正当な国民による選挙で選ばれた。
アメリカはその事実をどう説明するのか?
アメリカは決して自由と民主主義の味方ではない。
かつて冷戦下で共産主義の防波堤として世界中の軍事独裁政権を影で表で支えてきたのはアメリカだ。
民主主義と自由の敵、軍事独裁政権。
アジア、アフリカ、南米の軍事政権がどれだけ人を虐げてきたか?
軍事政権は内戦と隣国を糧に成長する。
軍事政権は膨大な武器を必要とする。
武器商人はA国にもB国にも武器を売る。
「私たち家族が新しい車を買ってバカンスに行くために日々、働いて作った武器で、どうぞ殺し合ってください。
どうぞどうぞ盛大に殺戮して盛大に私たちが作った武器を消費購入してください。」
戦争が思想信条や、主義によってなされた時代は一つのまやかしだった。
戦争はいつの時代でも人の欲によってなされてきた。
今までもこれからも。
「反米テロ」と「テロとの戦い」どちらがより多く罪のない人々の命を奪っているか?
かつて、自爆テロにより子供を奪われたユダヤ人とイスラエル軍に子供を奪われたパレスチナ人が交流の場を持った。
憎悪を越えた絆、
「子供を殺された親の絶望は立場に関係なく同じなんだ」と肩を抱き合って泣きあい慰めあった。
今、中東で加速する恐怖、暴力、憎悪、欲望。
小さな光さえ断とうとする。
メディアはスポンサーの力により偏向する。
スポンサーは資本を武器にメディアを買う。
偏向した報道メディアを通してしか、
世界を見聞することも、事象の是非を判断することもできない俺たちに、真実は永遠に見えない。
今からでも遅くはない、
世界は、愛する者を失った悲しみの底から始めなくてはならない。