音痴

御茶ノ水石橋楽器に行ってサックスのリードを買ってきた。
サックスの音ってのは、リードとマウスピースで決まる。
サックス本体は音が発生する初期には関与できなくて、もっぱら音を増幅させるアンプみたいなもの。
共鳴の特性付加はあるけど、それは音の響き方の部門で、管体が原音を左右することはできない。
リード一つ、マウスピース一つで音は別物になる。
マウスピースも個体によって違うので、ビンテージ物がウン万円の値で流通してたりする。
プロのサックス奏者は、家が火事になったらサックス本体ではなくてマウスピースを持って逃げるそうだ。
(けどまぁ大体、ケースに一緒に入ってるわけで)
マウスピースとリードは難しい。
サックス始めて四年、あれを買って「違う」これを吹いて「違う」の連続。
やっと見つけたのがビーチラーのトナレックス。
マウスピースには珍しく白色ラバー(プラスチック)。
このマッピは音色と音程の自由度が高くて、ヘタすると軽く半音くらいずれる。
バックの音程と自分の出す音程を瞬時に聞き分けて、微調整しながら吹かなくてはならない。
音痴な俺には、これが巧くできない。
音程が合ってないサックスは、正直、、辛い。
聴くほうが、だけどさ。