とても人に言えない月曜の朝の趣味

今日の朝、いつものように大江戸線勝どき駅の駐輪場で、
後輩から譲り受けた自転車(後輩は俺に獲られたと考えているらしい)に、またがろうとしたららら
…危なかった、とても。
あと3cmで、大惨事になるところだった。
自転車にまたがって、あと3cm尻を落としていたら、パイプが尻の穴に刺さるところだった。
サドルが無い!!
なぜに、無いのだ?
自転車のサドル?
あいにく俺には月曜の朝、尻に自転車を突き刺して救急車に乗るような趣味はないのだ。
どこに行った、俺のサドル!
辺りを見回しても、どこにも転がっていない。
盗まれたのか?
サドルだけ盗んで、いったいどうするつもりなんだ?
自転車を押しながら考える。
「ははぁ〜ん、わかったぞ!
さては、俺の熱烈な隠れフアンがいて、
いけないこととは知りつつも、
俺の自転車を見つけて舞い上がってしまい、
我を忘れてサドルを盗んでしまったのだな。
一言『あなたのフアンです』と恥ずかしがらずに告白してくれれば、
サドルの一つや二ついつでも顔写真付きでくれてやるのに。
こっそり持っていくとは、なかなかかわいい奴だな」
さてと、サドルだけ買ってきて付けるか?
それとも「今まで貸していただき、ありがとさん」
とニッコリ笑って、このまま後輩に自転車を返すか?
う〜ん、それが問題だ。