東京JAZZ2006の奇跡、アングラ偏

年内の太鼓出演は、全て終わって、めでたしめでたし。
さてと、東京JAZZ2006の続きでも観てと…。
…画面に映ったのは客席を彷徨う妖怪。
全身灰色、腰巻き一枚、ほぼ全裸、おっぱい丸見えお椀型。
「なんじゃ、こりゃ!新しいジャンルのAV?間違ってエロビデオ入れたった?」
違います、これが噂の
「渋さ知らずオーケストラ」です。
ミニスカートゴーゴーガール、山海塾めいた全裸灰色妖怪おっぱいお椀型、赤褌一丁の玄界灘漁師、フリージャズの住人などなどが、
ビッグバンドのハイパービートで突っ走る。
「エンヤトット、エンヤトット!」
超ハイテンションで飛ばしまくり。
テナーサックスが吠えまくり、バイオリンが喚き散らす。
観ているだけで、もう変な色したアドレナリンがドバドバ噴出してしまう。
ウヘヘヘッ、ムピョピョピョピョーッ!
混沌と秩序、音楽と非音楽、西洋と東洋が決して溶け合うことなく、
疎と密のマーブル模様、
「渋さ知らずオーケストラ」。
音楽的、舞踏的、芸術的、社会的マイノリティーたちの宴と暴走。
「いいなぁ、いいなぁ、おらも交ぜてけろっ!」。
おいら気狂いサックスの腕を磨いて、
「渋さ知らずオーケストラ」に入ってソロを取りたいです。
気狂い和太鼓でも参加したいなぁ。
「ハッ、ヨイショ、ヨイショ」
ボーカルの陽気な合いの手が、客をのせプレーヤーを走らせる。
リーダーの不破さん出てきて
「お騒がせしてスイマセン、ボリュウム絞って聞いてください」としきりに頭下げていた。
ので、もちろんフルボリュウムで聴きました、
ヘッドフォンでだけど。

あっちで睨まれ、こっちで笑われてきたおいらの音楽世界、
「渋さ知らず」観て、生き別れた兄弟にやっと逢えたって感じで、
嬉しくて嬉しくて、涙涙(T_T)、
ついついCDを二枚買いました。
中古だけど。

気持ちいいぜ!
アンダーグラウンドど真ん中直球勝負一本槍。
「渋さ知らずオーケストラ」
テナーの片山さん待っててください!
キツネザルより挑戦状
バシッ!!