路上にて

日曜日に2回目のセッションに参加させてもろた。
先月18日の我が人生初のジャムセッションから始まり、
今月6日、師匠の還暦パーティーでの初人前演奏、
そして一昨日15日、2回目のセッションと、
僅か一月足らずの間になんだか凄いことになっている。
この調子でいったら年末には、カーネーギーホールでのカウント・ダウン・ライブをワンマンで任されることだろう。
確か、年初めにたてた今年の目標は、
ジャムセッションデビューで「枯葉」をノンキに吹くこと。
コンテ・パルティーロをソプラノとアルト両方で歌えるようになること。
おっと忘れちゃいけねー、一青窈のベストをゲットするなんてのもあった。
一青窈は、めでたく後輩からMDに録ってもらって…、はやくも机の奥のほうに。
目標を達成することにまったく慣れていない俺は、正直ビビりまくっている。
さてさて、2回のセッションを経験させてもらって、わかったことがある。
それは、即興演奏で何が1番重要か?だ。
それは決して音楽の問題ではない。
メロディでもフレーズでもリズムでもなく、音でさえない。
音楽における整合性では微塵もないのだ。
即興演奏の核心は「熱」!
演る奴が「熱」に冒されて、どれだけ高く飛べるか?
あるいはどれだけ低く潜れるか?
演る奴の「熱」が、ぶぁーっと上昇する為の燃料としての、
メロディでありフレーズでありリズム、音なのだ。
演る奴の「熱気」が聴く者を「熱狂」させる。
さあ、燃えろ!さあ、叫べ!さあ、飛び出せ!

私は、雄叫びを上げ
Tシャツを引きちぎり裸になった
そしてサックスを握りしめ、新宿東口に立った
覆面を付けて。

違う違う、んなわけはない。