マイルスの背中

日曜日のセッションを録ったのを聴く、
なるべくおいらのサックスを聴覚から除外しながら。
だって「痛い」んやもん、サックス。
廃墟と化した未来都市、
朽ち果てたハイテクビルの谷間で、
縄文時代の蛙が一生懸命に屁をこいているみたいな感じのサックス。
いやいや、そこまでシュールやったら、それはそれで結構な説得力を持つ世界だろうけどさ
ほら、よくあるでしょ、
アイドル系ボーカルグループで一人だけ「あちゃーこいつ浮いてるわ、なんだか痛々しいなぁ」ってやつ。
ノイジーでエレクトリックなサウンドがジャキジャキグワーンと七変幻する世界で、
ボキャ貧ワンパターンの生の声がポツーン。
うーん、ディレイやワウはまだしも、
せめてリバーブをかけさせてもらって音場だけでも馴染ませてもらうべきか?
マイルスが電化せざるを得なかった最初の一歩の理由、ここに見つけたり!