異ろもの祭り番外地一丁目

26日土曜夜の「異ろもの祭り店外偏」は、
終電の時刻というつまらない現実に足をすくわれて解散。
終電に間に合わなくて、
タクシー長距離高速乗りという、暴力的な現実に青ざめた人もいたりして…。
俺達は、こと「音」に関しては気狂いモード全開で、
あっという間に世界の極地探検隊となり、
時には地球からこぼれ落ちそうになる輩だけど、
案外、その生活はマトモだったりするのだ。
(あるいはマトモなふりが上手かったりするだけだったりする)

翌27日曜日、
Rさんがうちらの太鼓稽古に遊びにきてくれた。
夜はまた再び、鶯谷の異ろもの祭りにベースを振り回しながら乗り込む。
その前に太鼓を打って景気づけ!というわけだ。
遠路遥々やってきたRさんと、ピッタンコ入れ代わるようにして師匠がYの運転する車で病院行き。
「初めまして」
「まぁまぁ初めまして」
「握手握手」
「お大事に」
「さよならー」
Rさんと師匠との初対面は電光石火、何かと忙しかった。
師は昼くらいから腹や背中が痛みだし座ってさえいられないという緊急事態。
ちょうど一年前、余命三ヶ月と宣告された大病が脳裏に甦る…
大事に至らなければいいのだが…、
太鼓仲間のSさんと俺はもとより、初対面のRさんも心配してくれている。
といっても当人が病院に行ってしまった今、
滝に打たれようにも滝はなし、
百度参りをしようにも神社は近くになしと…、
ではでは…さてさてと…、
太鼓でも打って遊びますかぁーっ!
パァーっと行こうパァーっと!
そふやっていつの世も、弟子は師の屍を越えていく…。
さあ、地下に降りて太鼓の稽古もしくは太鼓遊びをやりましょう!