それは、ケニーGではないのだよ。

太鼓仲間のMさんから電話があった
「もしもし、10月15日に国際フォーラムで
マイルス・デイビスに捧ぐ」と題してのコンサートがあるの…、」
「あれれっ??それに俺、出ることになってたっけ?」とおいら
「おもしろい!」と言いながらも一笑にふして流すMさん。
太鼓ラッパ仲間のMさん夫妻からハービーやらショーターやらによる
マイルストリビュートライブのお誘いなのだ、が、
調度タイミング良くStudio75で「So What?」をペラペラと吹いていた最中にかかってきた電話なので、
ついつい自分が、
マイルス門下生のトップミュージシャンに(ケニー・ギャレットあたりに)なった気になったままで、
答えてしまった。
「あれれっ??それに俺、出ることになってたっけ?」
…けど、おいらの「So What?」は、
今日も明日もどふせ「So Fuck What?」なわけで、
それはマイルス道ともコルトレーン道とも違う
いわゆる「クズ音楽道」をポックラポックラと歩いているという自負と慈悲と懺悔があるの。
10月15日の国際フォーラムは、1番前の席でサックスを握りしめながら、
ショーターをギラギラと睨んでやろうかしら!

おいらの睨みを受けてショーターのサックスが、
萎縮して小さくまとまってしまったら、それはおいらの勝ち。
逆に、おいらの眼光に、
メラメラと燃え上がりスーパーぶっ飛びプレイを連発したならそれは、
ショーターの勝ちで、たぶんハンコックの負け。
もし「ヘイ、ボーイ!カモーン!」と手招きされたら、どないしよう??
Tちゃんにサックスを押し付けて知らん顔をする。
Tちゃんとて、半世紀生きている自分がまさかボーイだとは思ってないだろうから
きっと何事も起きないはずだ。

29日曜日は、いよいよ
「Y&W土用うしの日前夜祭サンセットサマーシークレットフリーライブ in ウォーターフロント東京Studio75 フジロックをぶっ飛ばせ!」だ。
俺は着々と準備を進めているのだ、という空想の下で、
ついついニヤニヤしながらサックスを吹き太鼓を叩いて遊んでばかりいる。
なぜならば、久々の夏空がとても気持ちいいからな。