地震予報の参

地震は予測できるのだそうだ。
その仕組みはこうだ。
地震の前におこる岩石や岩盤の小規模破壊は、パルス状の電磁波を放出する。
その電磁パルスをキャッチするのだ。
実際にギリシャでは地中の電磁波をもとに地震予測して、
当該地の住民を避難させ人的被害を未然に防いだという。
そんな有効な手があるんなら日本でも国を揚げて実施すればいいやん?
と、誰しもが思うが、
そうは問屋がおろさない。
日本は、電車や工場、電子機器を備えたオフィス、
家電製品、携帯電話などが出す電気ノイズが大きくて、
地中からの電磁波をキャッチしにくい環境にある。
また、お国の在り方にも問題があり、
「電磁波?フッ、あんた電波系の人ですか?
あほやな、そんな世迷いごとや占いみたいなもん信じたらあかんでっせ!
割り箸をこうクーッと曲げるやろ、
いつ折れるかあんた予測できまっか?
その割り箸がこの広い大地のどこに埋まってるか、あんたにわかりまっか?
地震のことは全て我々、地震学者にまかしときなさい!
地味ーに、活断層を見つけてな、
地味ーに、プレートのズレを測ってな、
まだかな?まだかな?
そろそろかな?
と科学的に判断して発表するさかい、
君達は、まぁなーんも考えんと黙ぁーって待っておったらええねん」
と国お抱えの地震学者さんたち。
本音は大方、国からガッポリ貰ってる研究費を、新分野の連中に取られてたまるかっ!というところだろう。
結局、他人の命より自分の損得。