裸んぼが好き

ボーカリストエフェクターに頼ると
人間が、ダメになる

歌は、肉声
裸んぼの心の叫び
裸んぼの心をそのまま、なんの加工もせず
いかなる道具も使わない歌は芸術表現の頂点

素顔のヌーディストという至高なる表現者
綺麗な服を着せメイクを施しファッションモデルに仕立て上げる
エフェクターのくだらなさ

ラッパ吹きがエフェクターに頼ると
人間が、ダメになる

ラッパは肉声ではないけど
奏者の息吹きがそのまま音になる
ラッパは、歌に準じている

おいらはつい最近まで
自分の出している音が自分でわからなくなるようなエフェクターをバシバシ使って喜んでた
ガキんちょが高性能マシンガンを乱射して喜んでいるようなもの
自分の技量を遥かに越えた過激な音が簡単に出る
己を越えた暴力性をすぐに発揮できる
虜になったら最後、
より性能のいい武器が欲しくなり
「もっともっと」と永遠に新製品を買い求め続けるという極めて正しい消費者になってしまう。
生音表現の可能性を閉ざしながら、
知らない誰かがどっかで作った理解不能な電気回路を買っては棄てて買っては棄てて、
そんなんなったらラッパを置きエフェクターメーカーに勤めたほうが幸せだ。

自分にない音を出して拍手をもらうよりも
自分の音を出してみんなから笑われたほうが遥かにいい
もちろんおいらは、笑いを取りにいってるのではなくて
生音という素手で聴く者一人一人を殴り倒しにいっている心づもり

なーんてカッコよく言ったって、ほんとは聴く者のことなんか知ったこっちゃない
プロじゃあるまいし
独りで吹いて独りで狂いたいだけ狂うだけ
ウケケケケ(゜▽゜)

ラッパをエフェクターに繋いで仕事しているプロの方がおられるようだが、
きっと、すっぴんヌードがとても醜いのだろう。
電化マイルスは、ある意味仕方ない
ガキんちょのおいらがマシンガンをぶっ放して喜んでいたのと一緒だから
まだ気付いていないだけで

キーボードを弾く時は逆にエフェクターをバンバン使う
もとの出音がおいらの肉声ではないから
どれだけ音を加工しても自分との乖離は起こらない
どんなおもしろい音が出るのかを弾きながら一人のリスナーとして楽しめる。

↑と、
今現在
技量不足で表現力が貧困な為、
空間系エフェクターのリバーブやディレイを使ってバンドに参加している
未だにドレミもわかっていないヘナチョコサックス吹きが偉そうにのたまってますけど
ゲラゲラ