ダンサーとミュージシャン

14日は中野のArtLiveSpace「Special Colors」でダンサーとミュージシャンとの即興コラボを見た。
織り成す幻想世界に生身の人間の情動が見え隠れしていてすっかり引き込まれた。
そこに繰り広げられた世界が何だったのかズバリ答えよ?
またそれは、あなたに何をもたらしたのか?
と、問われても実はまったくよくわからないが、
今まで使ったことのない脳の場所を撫でられ針で突かれたのは確かなよう。
また足を運ぼうと思う。
それは、わかる為ではなくて、ただ感じるために。

そうそう、あるワンシーンでぼくはダンサーに負けるもんかといつまでも、まばたきをしないでいました。
そんでぼく、勝ちました。
とてもうれちかったですw。夏休み日記。

最後はお客さん飛び入り参加でいろんな音を奏で、舞ったり動いたり、
おもしろいのは音を出す人はある程度、全体で統一的な音世界を作ろうと四苦八苦していたのに対して、
身体で表現する人は「全体像なんて知りましぇーん」
それぞれが完結した個世界を繰り広げていたこと。
ミュージシャンはどこにいようとも音により空間を飛び越えて全体に影響与えることができるが、
ダンサーは立って半畳寝て一畳を越えて全体に影響を及ぼすことはできない。
帰り道バリトン吹きのTさんに「ダンサーのあの無駄が一切ない肉体はどうやって作るんですか?
食わないんですか?」と聞いたら
「ダンサーは、あの肉体がなければ己の存在意味がないと考えて、夜な夜な腹筋を400回とかしてるんだ」
「…」。。
ストイックなダンサー、快楽主義的なミュージシャン、
余りにも根っこが違いすぎる。

ちなみにおいらはつい最近自分がダンサーだと気付いたんだけど、
おいらの場合のダンスは音ありきリズムありきのアフリカンダンス。
この日、目の当たりにしたのはコンテンポラリーダンス
舞踏と言ったほうがわかりやすいのかなー
おそらくその奥は底無し沼ディープワールド。