@高尾山縄文コーリング六曲目

【ライブ&トーク 縄文Calling ―高尾山 森の記憶@裏高尾日影沢キャンプ場―5月23日(土)】

『地球が最後の氷河期を迎えてから少しずつ暖かくなったころ、森は豊かに姿を変え始めた。
そして、森を愛し、畏れる縄文の世界が広がりはじめる。
森は、縄文人を受け入れ、恵みを与えた。
「日本」なんて存在しない遠い、遠い昔のはなし…

森は誰のものでもないから争わず、森から恵みをいただき、クリの木で家を造り、土をこねて器を作り、少し交易をし、暦を知る人々。
縄文人にとっては、獣たちもカムイ、巨木もカムイ、岩もカムイ。
再生と循環を繰り返す静かで長いものがたり。
縄文の世界は、多様化しながらさまざまな森の物語とアートを生み出し、1万年も続いた。

さてさて、わたしたちは「近代」という世界に入ってまだたった250年。
でも、もうヘトヘト…
山を切り開き、削り、穴をうがち、森はわたしたちの前から消えてゆく。
カムイは、長く深い眠りについてしまったのだろうか?
森は、まだわたしたちを受け入れてくれるだろうか?

音を奏で、踊り、祈りをささげて森に聞いてみよう。
霊山でありながら高速道路のために穴をうがたれようとしている高尾の森で。
わたしたちが、「知恵=恵みを知る」者であるならば、
森の奥から、静かな答えが響いてくるはず。』
 
 

さて、ぼくはまごめ会のみなさんに、
「高尾山作詞コンテスト チロルチョコ杯」
と、名打って高尾山にちなんだ太鼓歌の歌詞を作っていただきました。
ところがスッテンテン、今日の稽古でおいら、高尾スペシャルな太鼓を叩いてみたら、歌を歌う余裕も余地もまったくないことが判明しました。
そして、
ピンポンパンポーン♪
『23日の本番は歌は歌わないことになりました』
ポーンパンポンピン♪

しかしながら、なかなかの傑作揃い、このまま没にするには忍びないので、
ここに詞だけでもババーンと載せておきます。

高尾よー
穴を穿つも
集い踊るも
わしの心よー

お山高尾にー
太鼓鳴らして
人もけものも
神と遊ぶよ

腹をえぐられー
怒りにふるえてなー
天狗、天から
撥ふりおろすよー

チロルチョコみんなの分を買ってきてよかったです。