蛙ダンサーになるための三つのバイブレーション

韓国民族音楽のケグリにダンサーとして参加したいぼくは、世界中のいろんなダンスを研究した。
ケグリのサウンドに合う踊りはどのようなものか?と。
まー、研究と言ったて、ただユーチューブを流し見しただけなんだけどさ。
そいで、アフリカのセネガルのサバールダンスを見つけた。
超高速パーカッションにのって凄まじいスピードで跳んだり跳ねたりするアフリカン。
長い手足が前へ後ろへ上へ下へ。
一つ一つの動きを見ると決して美的に洗練されているわけではないが、実に機能美チックで美しい。
これがアメリカに渡ってちとこ洒落たステップやくだらないフェイクが入ると面白くもなんともないヒップホップダンスになるんだろうが…。
アメリカのダンスでよいのはクラウンダンスとその発展系だけ。
クラウンダンスってなーに?という人は映画「RIZE」を見てね!

ちょい待ちー
アフリカ→アメリカ。ア「フ」リカ→ア「メ」リカ。
どひぇー(ノ><)ノ
フとメの一字違いだったとは、今の今まできちんと認識したことはなかったわ!たまげた!
おいらはメよりもフのほうが断然好きだな。

アフリカのダンスは客に見せるためのものでなくて踊り手が自分自身を興奮させて高めていくための動きであり、そのうち大興奮してぶっ飛んだら「こんな動きになりましたっ」という踊り。
ショービジネスに塗れたこ洒落たダンスとは躍動感が違う。

グループ名の「ケグリ」とは日本語に直すと「蛙」の意味。
狂った蛙のようなサバールダンスは抜群にあうだろう。
ぼくはスピードとスタミナをつけてサバールダンスをマスターしたいのだ、減量して体を軽くせねばなー(*_*)

ケグリの基本姿勢は、農民の芸能、河原乞食と吟遊詩人とどさ周りの芸人集団よ(aッコちゃん談)
農民の芸能。韓国の農民が田畑で歌い踊りながら豊作を願ったり、厄払いをしたりというのだから、「土臭さ」がポイント。
この土臭さは、新潟魚沼の百姓出身のぼくは予め持っているのだと思う。
そもそもぼくの手足の短さは日本の伝統的農民DNAの正当な後継者であることを如実に物語っているのだ。ほっといてくれ!

サバールダンスと農民の土臭さに加えてもう一つ取り込みたい踊りがある。
アフリカの部族の動物の動きをそっくりまねた踊り。
踊り手が大地に足を打ちつけてダチョウの真似をしたり、抜き足差し足で獲物を狙うライオンの真似をしたり。
大地に生きる動物の息吹。

狂った蛙、農民の土臭さ、大地に生きる動物。
この三つを軸にして踊ろう!