土曜日の青森、バリ島、秋葉原

gallery COEXISTで青森の収穫祭の写真を見ていた。
黄金色の稲穂と人々の笑顔が超眩しいーっ!
するとその写真を撮影したmモちゃんがやってきた、こちらの笑顔もキラッキラッ!
オッペで彼女に初めて会った時のことを思い出す。
写真をやっていると聞いておいらはてっきり「そうか!写真のモデルをやってんのね」と早とちりしてしまったほどに美人なカメラマン。
いつも日本全国北から南まで忙しく飛び廻ってるので「そのエネルギーはどっから湧いてくんの?」と尋ねたら
「…」と、mモちゃん沈黙。
質問がピンとこなかったみたい。
どうやら自分がエネルギッシュだとはまったく思っていなかったらしいので、おかしかった。
君はこのニ、三カ月で日本の北から南までいったい何千キロを駆け巡ったのさ(笑)

鎌仲監督の映画「スエチャおじさん」を見た。
バリ島で農業をやりながら素晴らしい踊り手でもあるスエチャおじさんのドキュメンタリー。
圧巻だったのが舞台に出ていくおじさんを後ろから撮った映像。
カクカクと細かく素早く動き、ピタッと止まる後ろ頭、とても人間の動きとは思えない。
神がのり移ったのか?あるいは電池で動いてるのか?

家の周りのあらゆる場所に毎日欠かさずにお供えものをする人々の暮らし。
収入の三分のニを神へのお供えものや神へ奉納する芸能のために使うという。
男どもは下ネタを話したり、ロマンチックに女を口説くことに力を傾けて楽しく生きている、
女たちは市場に買い出しに出かけ何十キロもの品物を大きな籠に入れて頭の上にヒョイとのっけて逞しく歩く。

「久しぶりにこの映画を見てバリ島の人々から教わったことを思いだしました。過去でも未来でもなく今を100%生きなくてはならない」
そんなふうに話してくれた監督の鎌仲さんはとても魅力的な人で、ぼくは一発でファンになった。

展示されてたイラクで使われた劣化ウラン弾を手に取っていじってたらポキっと折れてしまい「放射能が出て来るぞーみんな逃げろー」と叫ぼうかと思ったけど中身は粘土。
模型でよかったと思うと同時にイラクの子供たちは今もなお本物をいじり被曝してるのか、と切なくなる。
Yさんに「壊してしまい申し訳ありません」と頭を下げたら「大丈夫大丈夫」と、まったく気にもせず笑顔で答えてくださった。
Yさんから名刺を頂いたので代わりmモちゃんから貰った「うまか棒の復刻版味」を差し上げたら喜んでくれたし。

mモちゃんとても素敵な時間をありがとー(゜▽゜)