@チャランケ祭2009 その四

ビビりーな話しをしよう。
おいらはノミの心臓。
何か人前で話す、あるいは演奏する事態になったら、心臓バクバク膝はガクガク、息なんか吸ってんだか吐いてんだかわかんない状態。
太鼓を人前で打つ時は酷い。
下打ちの人に歌を歌ってもらってる時なんか膝がガクガクーって震えて「やべーこの震え客にバレバレやん」みたいな。

数年前、大田区太鼓の祭典というコンサートでソロで打たせてもらった。
直前リハの時、本バタキからスピードをあげてノリノリでシャバタキに突入した瞬間に「はい、OKです」と言われて止められた。
その時の怒りは今でも覚えてる「なんで止めるんじゃー!」
その怒りが爆発したのかどうかは自分でわからなかったけど、なぜか本番ではまったく膝が笑わなかった。
鼓動も呼吸も普段通り。
それからだな、太鼓でちっともビビらなくなったのは。
太鼓は打ち手がどんな心境だとしても打てばそれなりに響くもんだとわかったからさ。

踊りはビビりまくり。
一挙手一投足ごまかしが効かない。
踊り手の心境やコンディション、身体能力、精神力、場を読むセンス、美的感覚などなどがそのままダイレクトに表出する。
今日16時からの本番を目の前にして呼吸はハアハア心臓バクバク。

ずっと、かえる踊りと言うてたのでかえるのイメージばかり先行されると辛いです。
すばり今日のテーマは
「土、かえる、農民、祭り」。(テーマを開示することによって見る者の脳にイメージを予めインプットしなければならない未熟者だよ)

ふぅー、さてさていよいよ本番直前なのでこのへんで、喝でも入れときますか。
なぁーにが、イメージだぁ?こらぁ!
なーにが、テーマだぁ?ごらぁ!
イメージだのテーマだのを掲げてそれに沿った表現が出来るほどの技術をてめぇは持ってるんかい?
おぅおぅおぅっ!これだからド素人は困るんじゃっ!
己の未熟さを認識せずにプロの手法をそのまんま取り入れる。その考えがそもそもド素人なんじゃっ!
土がテーマだったら頭の先から足の先まで土になりきって踊りやがれ
かえるがテーマだったらかえるになっちまえ
農民だったらその場で畑を耕せ
祭りだったら祭りを楽しむ人々を越えて祭りそのものになっちまえ
「土のように、かえるのように」なんておママゴトじゃ何にも伝わらねーぞ!
おとといきやがれべらんめぇー!

と、
いうわけで
先にあげたテーマはきれいさっぱり止めました。
「頭の先から足の先までリアル俺100%」でいくぜ(゜▽゜)ウケケケケ