酷い数値を公表しないのは、君たちの精神の安定のため

前の日記で計算の前提がおかしくね?と思ったあなたは鋭い!
たとえ、後光が指すような私の言葉であろうとも疑ってかからなくてはならないのですぞ。

毎時3.8マイクロシーベルトで年33.29ミリシーベルトは単純に、3.8マイクロシーベルト×24時間×365日=33288=33.29ミリシーベルトです。
子供が24時間×365日校庭で遊んだ場合なので、実はありえない前提。

文科省の計算式はこちら
「児童生徒等の受ける線量を考慮する上で、16時間の屋内(木造)、8時間の屋外活動の生活パターンを想定すると、20mSv/年に到達する空間線量率は、屋外3.8μSv/時間、屋内木造1.52μSv/時間である。したがって、これを下回る学校等では、児童生徒等が平常どおりの活動によって受ける線量が20mSv/年を超えることはないと考えられる。」

どうだい安心したかい?
安心したあなたはぜひ文科省に就職してくれ、素晴らしい奴隷となるだろう。

元になる文科省の調査方法は、小学校については50cm高さ、中学校については1m高さの空間線量率。(現実測は小学校も1m)
空間線量なんてのは高かろうが低かろうが新鮮な風が吹けばハイさようならなので、そんなに当てにならない。
校庭の砂が風で舞い上がりそれを吸い体内被曝が一番深刻な問題なので本来なら校庭の表面の土壌そのものを測って指標にしなきゃならない。(地面から高さ一センチの空間線量は測ってはいるみたいだがこちらもあくまで空間線量)

以前一部の学校で実施した土壌検査をなぜ全校でやらないのか?

校庭には放射性物質が降り積もってる。多少は風により入れ替えがおきるがそのほとんどは蓄積していく。
半減期8日のヨウ素なら一月もたてばどうってことなくなるが、半減期30年のセシウムは?半減期二万四千年のプルトくんは?

土壌そのものの数値は高すぎて公表できない?疑惑の中で、
放射性物質累積降下量を累積してみよか!(セシウムは左上をクリック)
https://spreadsheets.google.com/spreadsheet/pub?hl=en&key=0AjgQ0pwrXV8YdGJORHAzdi1qMlFldUMwRkl4V3VfN0E&hl=en&gid=0

左が問題の累積量、福島と宮城の数値が歯抜けなのはもちろん震災の影響もあるが、もちろん×2でとても公表できないほど高い数値であることは間違いない。
他の地域の数字から容易に推測できる。また、IAEA飯舘村の土壌そのものを測ったら2000万べクレルだったことからも想像できる。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819499E2E3E2E2E68DE2E3E2E6E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2