東北や関東にいる友達を救ってみるかプロジェクトの後編「あなたの体はなんベクレル?」その壱。

まずは日本の食品のベクレル基準を世界と比較してみましょう
飲み物(水)に注目してください
日本は、アメリカやドイツより20倍から100倍も緩い。
アメリカは、広島長崎、スリーマイル、チェルノブイリはもとより数々の核実験(自国兵士への人体実験を含む)の研究から、科学的に導き出した水質基準です。
ドイツは、主にチェルノブイリ事故の研究から科学的に導きだした水質基準です。
日本のセシウム基準は一見、WHOに順じているように思われますが、そのWHOがこと放射線防護に関しては、IAEAによる大人の事情で嘘っぱちしか言えないことは以前説明したとおり。

まあ、ヨウ素にいたっては、日本の水道水は原発の排水よりも7、8倍も危険なことを見たら、そのめちゃくちゃさ加減が一発でわかろうというもの。
こんど官邸デモで首相に会ったら「水道水より安全な原発排水を飲ませろ!」と訴えてください!!

次に1日10ベクレルの食事を毎日取り続けた場合、体内はどのくらいベクレルかを見てみましょう。

「1日10ベクレルの食事がもたらすもの」から
http://sorakuma.com/2011/10/08/4585

放射線衛生研究 放射性セシウムの一回摂取と長期摂取による体内残存量の経時推移 より

私たちが一日に摂取している放射性ベクレルの量はどれくらいでしょうか。
気をつけている人で、一日10ベクレルくらい。特に注意していなければ、一回の食事で100ベクレルを超えてしまうこともあるかもしれません。
1日たった10ベクレルの食事。この図によると、600日ほどで、体内に1400ベクレル。体重が70キロなら20ベクレル/kg
体重が35キロなら40ベクレル/kgになります。
その摂取量が健康に与える影響はいかばかりでしょうか。

ここまで転載。

グラフを見てのとおりまさに「継続は力なり」「チリも積もればベクレル人」ですな。
「水は毎日1、2リットルくらいは飲んでるだろうし、米、肉、魚、野菜が全て0ベクレルなんて考えられないだろうし、うーん困った・・・」と、あなたは相当追い詰められてしまったはずだ。
日本が世界が福一事故により放射能汚染されてしまってから1年4か月。
ぼくたち自身の体内に放射性物質が溜まり続けて1年4か月。
今、何が起き始めているのだろうか?


しつこいようだけど重要なので今一度。
「ベクレルについて考えてみよう」
http://kingo999.web.fc2.com/becquerel.html
※ベクレルとは、放射線を発生している放射性物質からどれくらいの放射線が出ているかの単位で、1ベクレルは1秒間に1本放射線がでることです。
10ベクレルの食べ物を食べると、体の中に取り込んだ食べ物から1秒間に10本の放射線が放出され、DNAを傷つけます。
1秒間に10本なので、1日では10本x60秒x60分x24時間で、864000本になります。
放射性物質が、体内にある限り、放射線は放出されます。
放射性物質セシウムだとすると、セシウム137の生物学的半減期は約70日なので、70日後にやっと半分の5ベクレルになります。
一回だけの摂取だとこうですが、毎日10ベクレルの食べ物を取り続けていると体内のベクレルはどんどん蓄積されます。
500日を超えると、体内の残留量はなんと1400ベクレルになります。
1日で、120960000本の放射線を浴びることになるのです。
セシウム134の場合は、生物的半減期が100〜200日なので、もっと蓄積されることになります。
10ベクレル程度だと軽視してはいけません。
放射能はどんなに微量でも、確実にあなたのDNAを傷つけるのです。