『避難するべきか?』迷っている4000万人のみなさまへ

ぼくはこの先この場で、今現在、福島、東北、関東、首都圏で実際に起きていることを紹介していくつもりだ。それはチェルノブイリよりも症状の現れ方が早くて、より深刻であることをうかがわせるものばかり。
今まで目をつむってきた者、耳を塞いできた者は、より一層そうせずにはいられない厳しい現実である。
だが、冬山での遭難じゃないけど
「ここで眠ったらあんた死ぬで!目をつむるんじゃない!」
「ここでモヒカンにしたらあんた死ぬで!バリカンを持つんじゃない!」

原発事故から1年と4か月。
日常生活を取り戻したぼくたちは、放射能に対する怖れも関心も薄まってきている。
それとは裏腹に、飲食や呼吸を通じて日々、体内に蓄積され濃ゆくなっていく放射能

今、ぼくたちは、生き残れるか?否か?の重大な局面に立たされていると言っても過言ではない。
守らねばならない命がある者はなおさらのこと。

現状の厳しさを突きつけられ、あなたがいよいよ本格的に見ざる言わざる聞かざるになるその前に、いくつかの問いかけを紹介する。
その問いを受け『あなたの心に芽生えた答えが、希望の道なのです』。
※まあ、全力で生き残れや!話はそれからだ

↓ 原発事故や放射能被曝の基礎知識から、生き残るヒントまでとても解りやすく充実したサイトです。
ぜひ、サバイバルバイブルとして『これが現実』genjitsu.jp を心に叩き込んでおいてや!宮川さまありがとう。

ーーーー以下転載ーーーーー

『これが現実』genjitsu.jp
http://genjitsu.jp/

結論(Q. 避難すべきか?)
『結論』
「私は避難すべきか?」その答えを出すのはあなたにしかできない。僕には答えられない。「私はどの学校に入るか?」「どこに就職するか?」「誰と結婚するか?」と同じ。人生の大きな選択の一つだ。

ここでは「避難」を例に挙げたが、汚染がそれほどひどくない場合でも他人事だと思わず、正面から向き合ってほしい。

★でも、どうしたらいいか分からない★
僕も痛いほど良く分かる。それは誰もが同じ思いである。ほんの少し前まで、放射能や被曝が日常になるとは思いもしなかったのだから(本当はそれも甘かったのだけれど)。

さらに日常ではなかったからこそ、何が危険で、どれほど危険で、この先どうなるのか、も実は誰にも(専門家でさえも)正確には分からない。困ったことに、誰も100%どうしたらいいか分かっていないし、誰の話も100%信用できないのだ。僕のWebサイトに書いてあることも同様である!

でも情報収集したり、考えたり、決断することから逃げてはいけない。あなたの行動が、あなたと(既にいる or 将来生まれる or 身近な)子どもたちと、さらにその先の世代の運命(命や健康)を左右する問題だからだ。

★まずは防災オンチ(平和ボケ)を捨てよう★
平和ボケした頭を捨て、生存本能を呼び覚ませば、あなたには生きる力が備わっている。まずは防災心理学の見地から、防災オンチを認識するところから始めよう。

★山本武彦氏の防災心理学★
以下、人は皆「自分だけは死なない」と思っている -防災オンチの日本人-: 山村 武彦 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796645187/welcomtomiyag-22/ref=nosim という本を参考にしている。とにかくこの本を読んでください!
参考(著者による抜粋):防災心理学、正常性バイアス多数派同調バイアス http://www.bo-sai.co.jp/bias.htm

●専門家の先生が大丈夫、と言ったから大丈夫。
  ○「エキスパート・エラー」。専門家の言うことを鵜呑みにしているだけ(御用学者だろうとそうでなからろうと、鵜呑みにするだけは危険)

●周りが避難していないのに、自分だけ避難していいのか?
  ○「多数派同調バイアス」。迷ったときは周囲の人の動きを探りながら、同じ行動を取る方が安全と考えてしまう。
  ○もし「皆が避難していないから大丈夫」という根拠のない安心感によるものだとすれば「集団同調性バイアス」。集団でいると、自分だけがほかの人と違う行動を取りにくくなる。

●この汚染は何かの間違いだ。被曝してガンで死ぬなんて、起きるはずがない。
  ○「正常性バイアス」。思い込みによって頭が非常事態であるという認識に切り替わらない。

●過去(原爆など)は大丈夫だったから、今回も大丈夫。
  ○過去の教訓にとらわれずぎている(例えば、3/11の大津波が良い例である)

●被曝で必ず病気になるとは限らない。
  ○確かに事実である。ただ自分が被曝したのを認めたくないために、言っているのなら「認知的不協和」。自分で受け入れやすい情報に変えて、心のバランスをとっている。危険性を正しく評価していない。

●たとえ一人一人が「危険かもしれない」と思っていても、集団の「大丈夫に違いない」という決定がすべてになっている。
  ○「集団依存」状態。仲間同士の結束力が強いと、個人の判断が集団の中に埋没する。

放射線は自然界にもあるし、いつもレントゲン検査を受けているので、大丈夫。
  ○認知心理学では「知識がないと意識が生まれない」と言われる。例えば、あなたは「福島原発事故で問題にしている放射線が、レントゲン検査とどう違うのか?」「そもそもレントゲン検査は安全なのか?」の説明はできますか? そう、知識がないと、危険という意識も持てない。

●行政はパニックを必要以上に恐れている。
  ○「パニック神話」。パニックはそう簡単に起きない。むしろパニックを恐れるあまり、持っている情報を公開しない方が危険である。

★その他の観点★
●政府が避難する必要はないと言った。
  ○政府を信用できるのか(避難指示は適切か)? 避難せずに健康被害を受けたとき、政府は補償してくれるのか?
  ○(仮に避難指示は適切だとしても)避難指示が出ていないところは住んでも安全である、とは言っていない。

●お金がない。
  ○極めて切実な問題である。でもお金がなくても受け入れてくれる避難先は?
  ○お金がなくて避難しなくても、被曝して病気になればお金は余計にかかる。
  ○お金が減る(or 借金する)ことより、自分と子どもの命を削ることを選ぶのか?

●周りが避難していないのに、自分だけ避難していいのか?
  ○避難できない人に申し訳ない? 空気を読んでいる状況ではない。自分と子どもの命を最後まで守るのは誰か?

●過去(原爆など)は大丈夫だったから、今回も大丈夫。
  ○そもそも過去は本当に大丈夫だったのか? 不都合な真実が隠蔽されているだけではないのか?

●パニックを起こすのはみっともない。
  ○福島第一原発の爆発を知り、パニックを起こして逃げた人は、最初の被曝を避けられた。今は土壌汚染の問題。同じなのでは?

★あなた自身が知識を身につけ、どうするかを決めるしかない★
ここから先はあなた自身の行動にかかっている。次のような疑問がいくらでも出てくるだろう。心苦しいが、僕にできることはそれらに答えたり、調べるための方法を提示することまでである。僕自身もまた3月から必死に知識を身につけ、情報収集を続けている途中に過ぎない。

放射線はなぜ危険なのか? 大人より子どもの方が危険なのはなぜか? 外部被曝内部被曝って何か?
●自分や子どもで健康被害が出ていないか? それは被曝の初期症状ではないか?
●自宅周辺やよく行く場所の、放射線量(μSv/h)や土壌汚染度(Bq/m2 or kBq/km2)はどれくらいか? それはどれくらい危険か?
●自分や子どもの外部被曝の量や内部被曝の量はどれくらいか?
●いつも食べる食品の放射能汚染はどれくらいか?
放射性物質や被曝から身を守るにはどうすれば良いか?
●どの程度までなら危険性を許容するのか?

★ご参考まで★
福島原発事故直後から放射能汚染に警鐘を鳴らしてこられた早川由紀夫先生が、公開授業で使われたスライドより引用する。

注意すること(あなたにできること)
●(福島県外は)いまは居住可能だが、事故はまだ終わっていない。
●今後の推移に注目する。最新情報を入手する。
●この問題に詳しくて信頼できる人をみつける。
●結局どうするかは、あなたの人生観・家族・財産で決まる。
●風向きに気を配る。
●雨に当たらない。とくに降り始め。
●汚染されていない物を選んで食べる。

出典:2011-07-21 早川由紀夫先生の講義スライド(PDF) p.24 http://gunma.zamurai.jp/pub/2011/fukushima0721.pdf2011-07-23

twitter追記★
健康な身体さえあれば、他は何もなくても、何とかやっていける。でも健康を害せば、生きることすら危うくなる。 #避難決意 に迷う人へ。@genjitsujp

周囲の理解が得られず、たった一人で #避難決意 することをためらっている人へ。
あなたは一人じゃない。受け入れてくれる仲間、支えてくれる仲間が日本中にたくさんいます。それに、一度避難して安心を得た人は必ず、次に避難してくる同じ境遇の人を支えたいと思っています。まずは仲間に相談を。@genjitsujp

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