かがみ

 わたしとあのひと達もおなじ血
 わたしとあのひと達もおなじこころ
 わたしとあのひと達もおなじ憎悪

 わたしが憎いと貴男はいいました
 わたしがかわいいと貴男はいいました
 なぐられあいぶされることはとてもつらいことです

 ほめられてもうれしいとわたしのこころはいいません
 恐怖をくれるだけです

 貴男の笑顔は嘘でも仮面でもないのでしょう
 それでもわたしはその笑顔は剥がれるものだと
 しってしまったのです

 気がついたら自分に優しくなれると思っていました
 大切にできると・・・ 
 
 なのに何故傷つけてばかりなのでしょう
 貴男に傷つけられた心体をどうして
 私は今日も又傷つけるのでしょう