逝きたかっただけ

 死にに逝ってきました
が、未遂で終わりました
 切れ味悪くなってきたので
又剃刀買おうとコンビニいって公園ででも
ざくざくいこうとしたんですけど、
何を想ったか独りでカラオケへ・・・
店員に繰り返し「独り?」と聞かれました
近くにいたカップルに見つめられました

夜中の3時過ぎに
独りでカラオケ入店は「奇行」でしょうか。やっぱり
広末だったら週刊誌が大騒ぎするでしょう
まあ私は凡人なので、怪しげな女扱いされる位ですみましたが・・・

でも「死」を想った私はそんな目に負けてはいられません

 ざくざくいって気を失いそうになったら様々な事を考えました
今日、しかもあやさんの死んだカラオケボックスで逝ったら
「後追い」と思われかねない
「それはあやさんファンが嫌がる、何よりあやさんが嫌では?」
とか?
それだけかな
 想ったのは
(様々じゃないか)

 でももうにざっくりいっていたので止血作業も大変です
財布しか持たずに出たのでハンカチすらなし
トイレに駆け込む気力もなし
唯一いてくれたおしぼりのお陰で救われました
真っ赤にしてしまいましたけれど・・・

 とりあえず床とソファは綺麗にしておきました
しかしリモコンあたりに血を残してきたかもしれません
私には完全犯罪は向かないと改めて想いました
片付けるの面倒だし・・・

気を失いかけたのでけんくんに電話をしました
 
 救急車を呼ばれるのは困ります
親への連絡はやばしです
ここのボックスにも二度と来れません
(死ぬんじゃなかったのか?)

でもけんくん、でません
何度かけても・・・・
何度鳴らしても・・・・・・
 
 同棲している奴が自殺未遂犯しているのに
爆睡できるのはある意味才能です・・・

 帰る気にもなれなかったので
とりあえず気を失わないように歌い狂ってました

  それにしても私には監禁や虐待されていた
人が「助けを求めても救ってくれない」と諭し
求める事を殺めるという学習性無力感というものはないのでしょうか

こころの何処かでけんくんが私を探し出してくれる事を正直、
少し期待していました
否、かなり期待していました
 
 でも夜中に出ていったら「普通」は寝てるか・・・
私が覚醒しやすいだけであって

 自分の価値観で周りをはかっているのは私ですね