俺のためのわけのわからないメモ

菊地成孔さんの「憂欝と官能を教えた学校」を読んで、
思い付いたことを俺が忘れないようにするためのメモ。(まだ読み始めたばかりだけど)
十二音平均律→バークリーメソッド→MIDIという作る側の音楽商業史の流れ。
これに「譜面の発明、→録音技術の発達→レコードやCDなどのコピー産業の盛り上がり」という音楽の再現性の獲得をプラスして考える。
たとえ話。
一人の天才音楽家KENのイマジネーションが産んだ素晴らしい曲「どんぐりの立ちくらみ」。
名曲「どんぐりの立ちくらみ」をコピーして大量に売って儲けようとするA。
この素晴らしい曲「どんぐりの立ちくらみ」を
みんなに聴いてもらいたくてそのためにコピーして大量流通という手段をとるB。
名曲「どんぐりの立ちくらみ」をテクニカルに分析し理論を構築して
「名曲の条件」なるものを発見しようと目論むC。
天才KENのイマジネーションを技法的に獲得し自分も名曲を作りたいと考えるD。(天才に対するコンプレックスを持つ。Cと連携)。
素晴らしい曲を聴くことが生活の中で欠かせない人、音楽を購入して聴く側のE。
天才KENとA〜Eの思惑が、くんずほぐれつつ最上記の音楽史の流れを作っている。
これは音楽に限った話ではなく、芸術全般の流れもみんな同じ。大量消費社会の一面。