昨昨昨昨昨日記の三

三回目の診療の時、
「神から選ばれし者の印、アトランティスマークがすっかり消えて、
不本意ながら再び一般民衆村人Bに戻りましたので、
薬を飲むのをきっぱりとやめました」と俺。
「あら前回、
薬を毎日毎日決められたとおり飲んでからいらしてくださいと、
私(わたくし)ちゃんと言いましたよねっ!」
と、クールビューティ荒川、目が恐い。
「何を言ってるんだっ!
西洋医学もいい加減にしてほしいですね、まったく!
原因もわからないままに、顕れた症状だけを強い薬で抑えて治ったことにする。
病といういわば自然のふるまいをですね、
そうやって力でねじ伏せるばかりの西洋医学
人がもともと持っている自己治癒能力をすっかり奪ってしまって、
あんたらは、膨大な人数の医療奴隷を生み出しているだけじゃないか!」
と、ヒューザーの小嶋社長をマネて強気な俺。
そして、二人は後の患者の予約時間も忘れて、
(`´)VS( ̄^ ̄)
…熱く熱く、燃え上がったのだった…。

今日は、ガチンコ勝負ラウンド4!
「冷凍庫で働いているのが影響しているのかもしれませんね。激しい気温差が原因かも」
と、クールビューティ荒川、目がさらに恐い。
「もう十年も、今の冷凍庫で働いてんのや!
今まで十年間なんともなくて、もうすぐドイツでワールドカップが始まるからといって、
おでこに大陸模様がバーンと出るかいな!
ついでに言わせてもらえれば、
それまでどこに勤めても二年と持たずに、
あっちでクビ、こっちでばっくれとフラフラしておった奴が
生まれて初めて「人間辛抱や」というM的喜びに目覚めて
どうにかこうにか十年も、ひと所に勤めているんや!
奇跡やで、ほんま!
あんたは、その豊海水産埠頭の奇跡っちゅうやつを終わらせようって気かい?おぅ?」
と、いんちき関西人風に俺。
「まぁ、本人がよろしいのであれば、それはそれで、よろしいですわ。
では今後、何かありましても、ありませんでも、いらっしゃらないでください。
はい、次のかたどうぞ〜」
( ̄〜 ̄)ξ
「はいはいいえいえ、、どうもありがとうございました。
原因不明の難病をいただいたうえ、
頭に血がのぼり、すっかり低血圧も治りましたっ」
( ̄□ ̄;)!!
そして、男は病院を後にした。
♪学校の先生〜風邪ひいてぇ〜、
学級閉鎖になりましたぁ〜、
だわわわわぁ〜、ひゅ〜ひゅ〜♪