日曜の朝

「24時間テレビ」は俺にとって、ピーマン嫌いな子供におけるピーマン肉詰めフライ、
もしくは、あんぱん嫌いな大人におけるアンパンマンのようなもので、
その存在が許せない。
出演している奴らや走り続ける奴らって別に「無償の愛」でやってるわけじゃなくて、
金銭的にみてもタレントイメージ戦略的にみても、いわゆる「おいしい仕事」として出演している訳でさ。
どうせ一年に24時間を「社会的に」使うならば、
2時間の問題提起型社会派ドキュメンタリーを、
視聴率抜きの硬派な姿勢で、ゴールデンアワーにドカ〜ンと毎月1回、全12回流したほうが
よっぽど効果的に、お茶の間に響くというものだ。
日テレはかつて「ドキュメントDD」という素晴らしいドキュメンタリー番組があったではないか。
それにしても、愛は地球を救うといいながら、募金の金額をまるで金の亡者のごとく数えるあの汚らしさはなんとかならないものか。
日曜の朝7時に起きた俺はいつものように4チャンを付けた。
すると24時間テレビという名の暴力によって私が好きな「所さんの目がテン」が潰れてしまってるではないか。
余りにも悔しいので、まったく関心のない「24時間テレビ」に対する悪態をついてみただけなんだが。
で、チャンネルザッピングの果てに辿り着いたのが3チャンの「新感覚英会話」。
出演している安良城紅ちゃんは実にいい顔している。
表情が豊かで自然。
女優さんかな?と思いながら惚れ惚れと見ていたらエンディングで彼女が歌う歌が流れた。
きっとデビューしたての歌手なのだろう。
さっそく「俺が将来、売れっ子音楽プロデューサーになったら声を掛けようリスト」に名前を記す。
ちなみに俺は、他にも「俺が映画監督になったら声を掛けよう女優リスト」や、
「俺がアラブの石油王になったら声を掛ける世界の美しい女性リスト」などなどいろいろ持っている。