「命の唐突さ」のγ

かつての七三一部隊と、
今日の殺虫剤会社、化粧品会社、医薬品会社の研究棟で行なわれている生物実験とどこが違うのか?
君は体に爆弾を巻き付けて、建物に押し入り人間様を人質にとって、
「実験用に飼われている5000000匹のゴキブリ、3000匹の猿、200000匹のネズミを解放せよ」と叫ぶ!
鳥インフルエンザで何万匹ものニワトリが殺される事態は、
アウシュビッツの虐殺と同じだ!
君は、何万ものニワトリの命を救うために、
何兆億万もの鳥インフルエンザウイルスの命を救うために、
完全武装して現地に飛び、業者、行政、マスコミ、一般市民と戦いながら鳥小屋を壊しまくる。
まぁ、大仕事だから行く前に、養殖鰻でも喰って、狂牛病の牛肉を喰らって、フォアグラを頬張り、フライドチキンを齧って、
十分な英気を養ってから、行くがいい。
戦いの最中、もし腹が空いたら、三羽までニワトリの命を喰ってもよろしい。(ただし一羽一羽に名前を付けてから殺して喰うべし)
たとえ君一人だけの孤独な戦いであろうとも「命の尊さの数」では、遥かに君の側に正義がある。
戦え!おまえが何兆億万もの命を救うのだ〜!