退屈の使い道

今夜のセッションのことを仕事仲間に言ったら、
口々に、無謀だ!音が出なかったらどうする?
人は落ち込む時は、きっちりと底まで落ち込まなきゃならん!
初っ端から人生のカウントダウンライブだな、とか言いたい放題。
まぁ、人様の忠告や意見なんて全然気にならんからいいけど、
この蚤の心臓だけはなんとかならんものか。
以前まで太鼓叩く時、お膝ガクガク心臓バクバクだったのが、
最近ようやっと治まってきて、これで小心者であることがばれなくなったとホッとしていたのに、
ここにきて蚤の心臓、より強力になってカムバック!
困った。
「はい!そんなあなたにこのミュージック!
ジャズの名盤中の名盤『カインド・オブ・ブルー』これを聴いてリラックスリラックス」。
我が心の師、山下洋輔さんが菊地成孔さんとの対談で「あんな退屈なアルバム」と言っていたのには笑ったけど。
退屈の正しい使い方、座禅のごとし。
朝から延々と流して心を水墨画のごとしに。