フリーセッションtake5

と、まぁ、三週間もの時間を掛けて、
我が人生における記念すべき初セッションを何度も何度も思い返し、
録音したのを繰り返し繰り返し聴いて、
顔を赤くしたり青くしたりさせながら、セッション後記として書いたのだが、
もちろん当日当夜当時、セッションの最中は、
心の内で言葉を捏ねくりまわして己を笑っている余裕なんてあるはずもなく、
頭真っ白、冷や汗ぼたぼたの金太郎飴状態。
けど、すげぇ楽しかったのだけは覚えてる。
生音即興ってのは、ほんま興奮するもんですねー。
思わず、わけわかんねぇー喚き声を上げながら走りだしたくなった。
よし次回は、いよいよやばくなったらサックスで目茶苦茶喚き散らしながら走って逃げだそうっと。

何にもわからない、何もできないという俺が、ミュージシャンに交じって初めてのフリーセッション
実は、正直に申しますと、
「ドラマーは、スキンヘッドの大男で、
髑髏のTATOOが入っている。
そして俺は、その丸太のような腕でぶん殴らて壁まで吹っ飛ぶだろう」とか
「ギタリストは、カミソリのような目をした長髪で鼻ピアス舌ピアス。
そして俺は、その鋲付きブーツで蹴り上げられ天井まで跳び上がるだろう」とか
八割方予想、九割方確信、十割程覚悟しておりました。
そんなおいらの予想は見事に外れ、
みなさんとてもフレンドリーに接してくれて、
おいらの未熟さを温かくカバーしてくださり、感謝感激であります。
音楽がたまらなく好きで音楽に生きているカッコイイ男たち、
夢に生きている奴は、やっぱ目の輝きが違うんだな。
素晴らしいセッションに、声を掛けてくださったRさんにはほんと感謝感謝感謝です。
次回こそ、大きい音を出す、音を楽しむ、
えーと、それにあれをやってこれをやってと一人で夢想してほくそ笑む毎日。
おぉっと忘れちゃいけない、ブラックホールの作り方を早くマスターしなければ…。