新宿タワレコVol2

新宿タワレコの続き…。
クラシック売り場とジャズ売り場の境目という、
なんとなぁーく微妙な位置に位置しているCD試聴台。
二つのプレイヤーがあり、ヘッドホンはそれぞれから一つずつのびている。
左のプレイヤーにはマイルス・デイビスクインテッドのCD、
右のプレイヤーには大友良英のONJOのCDがセットされていて…、
ジャジャーン!
ここに「マイルス・デイビス VS 大友良英」の闘いが勃発じゃー!!
おもろいなぁ、マイルスファンの店員と大友ファンの店員が、
「どちらが、より売れるか?」で金を賭けてたりして、
きっとそうに違いない。
うーんそれにしても…、
「マイルスと大友さんの名前が知られている度」からして、
当然ハンデは付けなくては勝負にならないだろう。(当事者は不服かもしれないが)
さてこのハンデの付け方が、なかなか難しい。
「俺の音を聴け!」とばかりにマイルスデイビスクインテッドのモントルーライブ。
かたや「俺の音を聴きたい人は聴けばぁ!」とONJOのライブ盤2枚組。
…そっかぁ!マイルスは1枚ずつしか売れないのに大友は必ず2枚ずつ売れる、
「つまりマイルスは大友の2倍の人に売らなくてはならないわけね、フムフム」
と一人合点しながら通りすがりの店員に微笑みかける、
「えぇーえぇー、そのハンデでよろしくてございますですよ、
それでも私は、マイルスが勝つと思うのでございすですのよ、
マイルスに1000ペセタ賭けましょうオホホホホ」とニッコリ。
足早に去る店員の背中に軽く空気蹴りをお見舞いして私は、
すぐ近くの「踊れるジャズコーナー」などという「どぉーでもいい一角」にそっと身を潜めた。