村の外れの村祭り、ヒャララ

山道の行き止まりの斜面に杉の苗木が整然と植えられていた。
時代遅れの杉植林の為に、躊躇いなく名も無き雑木が全て切り払われている山肌、
男はトレンチコートの衿を立て暗く沈んだ瞳で異質物でしかない苗木を眺めた。
そして男は、笛をソプラノサックスに持ち替えた…。
「(ノ゚O゚ノ£★ー??(゜Q。)??¶∂※ ̄▽ ̄;)@《∪(´Д`@@@^((=、/=$-・⌒≦⌒」
ワーイワーイ気狂い祭りだワーイワイ!
楽器代わってもやることわぁ、いっつも一緒。
杉が植わっていようがいまいが山肌が人の手でズルムケヌードになっていようが、
んなこたぁ、知ったこっちゃない!
「(ノ゚O゚ノ£★ー??(゜Q。)??¶∂※ ̄▽ ̄;)@《∪(´Д`@@@^((=、/=$-・⌒≦⌒」
ワーイワーイ気狂い祭りだワーイワイ!
30分くらい吹き散らかして蚊に食われて、ふと我思う。
これじゃあ、広辞苑に書かれている「音楽」という文字に申し訳ない。
それじゃあ名曲をやったろうってんで、レフト・アローンなんぞを吹いてみる。
気狂いが抜けないままに吹くもんだから、楽器の音よりも唸り声のほうが大きい。

枯れ葉が乾いた音を立てながら風に滑っていく。
ここは焼き場と呼ばれ、かつて死者を焼いた場所である。
「(ノ゚O゚ノ£★ー??(゜Q。)??¶∂※ ̄▽ ̄;)@《∪(´Д`@@@^((=、/=$-・⌒≦⌒」
ワーイワーイ気狂い祭りだワーイワイ!