OSE、PBlack(仮名)そしてOCE

昨日は、我が新しきバンド『OCE(俺とカシオトーンエフェクターとりお)』の結成の儀を、
近所のカラオケBoxで、厳かに執り行った。
ケーブル接続の項が滞りなく終わり、
「さあ我が栄光の道の第一歩ぉ!」とカシオトーンをペケっと押したが…、
音が、出ない…
耳を澄ませば微かに音が鳴ってる気がする。。
どうやらカシオトーンからエフェクターに繋ぐケーブルの「抵抗入り」がいけないらしい。
たかがケーブルごときに抵抗され私はかなり怯んだが、そこは狡猾な俺、下手に出て頼みこむ
「ケーブル様ケーブル様!どうか抵抗は止めてくださいませ。
カシオトーンがプーッっと鳴ったらそのままエフェクターにプーッっと音を通してくださいませ。
バンド名のOCEにケーブルのCをくっつけて『OCEC』とさせていただきますので、
何とぞ何とぞ平に平にm(__)m」
…、鳴らない。
ケーブルの「C」をバンド名の一番最後にくっつけたのが気に入らないのだろうか、
どこをどういじってもアリさんのあえぎ声くらいにしか聞こえない。
「えぇいっ!クビじゃクビじゃーっ!おまえなんかこうしてやるぅーッ!」とぐるぐるに巻いて仕舞ってやったぜウッヒッヒッヒ!
気を取り直して私は、いつもメアドを教えてもらおうと思いながらもし断られたらこの先気まずくなるなぁと思ているカワイイ店員さんに、
「20分くらい部屋を空け出かけてきますけど、私の心はあなたの側から決して離れない」と心の声をかけ、
雪のちらつくメガロポリス東京を抵抗することのない素直なケーブル様を取りにアパートへ走った。