セッション

明日は原爆の図丸木美術館の開館記念日で太鼓を打ちます。
Yは、被爆して苦しみながら亡くなった人たちに捧げ、
自作した鎮魂歌を歌い太鼓を打つ
Fさんは、車椅子の上で身体を揺らしながら左腕に命を込めて一打一打を打つでしょう
Sさんの太鼓は、聴いてくださる人達がそれぞれ希望を感じるような演奏になるだろう

俺は、どんな太鼓になるのか?
わかりません
が、明日ばかりは、
握力がもたなくなって撥をすっ飛ばしてしまってもいいです
何度でも撥を拾って握りなおして打ち続けます
フラフラになってぶっ倒れてもいい
何度でも起き上がって太鼓を叩き続けます
どれだけ笑われたっていい
出来がいいとか、よくないとか
どうでもいいです

誰かに何かを伝えるのではなくて、
ただ、俺がそうありたいが為という太鼓を、最後の一打まで打ちます

原爆の図を描き続けた丸木夫妻の凄まじい心と一瞬でも繋がることができるなら

http://www.aya.or.jp/~marukimsn/event/080505/080505.htm