六本木の夜

26日、六本木の夜
友達のASちゃんが歌うライブ
六本木なんて右も左もわからないおいらが、待ち合わせ場所としてお願いするのは、
やはり定番アマンド前。
店の外では待ち人大勢、店内はお客さんガラガラ
時間があれば、店の中から待ち人を観察して
「あんなヘンチクリンな男にモデルみたいな女性かよームカツクー」とか、
「君の待ち人現れず、おまえはフラれたんじゃー、さあ一人トボトボ帰りなさい」などと人様の幸不幸を肴にコーヒーを飲みたいところ。
7時5分前にkmからメールがきた「地上にでるのが20分頃だと思います」
さすが本州で一番地下深いという大江戸線六本木駅
地上に出るまでに20分以上かかるらしい。
六本木駅は、柱や壁がゴールドに塗られている
まったくもってセンスのカケラもない汚いキンイロ。
「ゴールド=ゴージャス」という発想の貧乏臭いこと、この上なし。
街をお尻フリフリ闊歩しているパキパキメイクのミニスカ姉さんたちを見ていて、なんだかとても残念に思た「そんなに虚飾るなよ」と。
おいらは、てのひらまつりや夏至の集いで出会ったナチュラルな笑顔がとても素敵な女性たちの魅力にすっかり参ったままなのだ。
不自然に着飾って異性を引き寄せて、無理笑いをしながら付き合っていく
いったいその先に何があるというのだ?
と、頭ん中で唾を飛ばしながら演説して楽しむアマンド前。
演説も佳境に入り赤ら顔で髪を振り乱し始めたとこでkmがやってきた。

今日のASちゃんは全部英語の歌。
ずいぶん発音がカックいい、ちょっと前まで英語上手くなかったのに、こいつ進化してんなー。
苦手なMCも照れまくりながら喋る姿がとてもカワイク、しっかりとお客さんを引き付けてました。
出会ってからかれこれ5年くらい、一歩一歩確実に歩いてんだな
君のゆく道は間違っちゃいないさ
「新曲を何曲か歌うから感想を聞かせて」と言われてたのだが、
歌は素晴らしくMCはおもしろくて「サイコーでした」の一言以外浮かばない。
打ち上げで、バーだかレストランだかわからん店に行ってアルコール度数75%というよくわからん酒を飲んだ。
明日は絵描きとのコラボでサックス吹き、とてもディープな夜になりそな予感。
私はkmに後のフォローを頼んでこっそり抜けて帰ることにした。
ガタイのいい黒人しかいないという不思議な六本木の夜を歩き抜けて地下深い駅へと潜行しようとしたその時
「なんで黙って帰るん?」とお叱りの電話が。
潜行するのがあと一歩遅かった!