@高円寺の夜、中野の朝、一曲目

高円寺の無力無善寺という寺に行ってきた。
地図に載ってないほど小さい寺、頭の上をガタゴトと電車が走るガード下の寺に。

例のごとく友達のmixi日記を読み逃げするのを日課にしているおいらは、
コリアンタウンで知り合ったギタリストYさんが高円寺で演るという情報をゲットする。
そして私はこっそりと高円寺の駅を降り立った。
地図を見ながら歩いてたら3月末にシンクロのデビューライブをやったライブハウスRootsの前に、
うー、懐かしい!
あれからまだ四ヶ月もたってないのに、ずいぶんいろんなとこでサックス吹いたし太鼓打ったし、
いろーんな人と出会って友達になったなぁ(T^T)。
「あーっ!やっぱ道、間違えてるぞ」
過去のノスタルジーに浸るとだいたい道を間違えますな。
みなさんも気をつけれーっ(^O^)/
一度、駅に戻り「えーっとガード下ガード下、ラーメン屋さんの向かいっと、
あったぜ無力無善寺
階段を上り扉を開けたらいきなりYさんがいて口琴のRさんがいて
「こちらhさんです」と紹介されたのは、明後日のフリーセッションで初めてお会いする予定だった女性ボーカルhさん。
一日前倒しの出会い。
ねじまき鳥のおいらはたまに早くねじを巻いてしまうことがある。
それは、当たり前のスピードでねじを巻いていても世の中ちっともエキサイティングにならないからな。

浴衣を着た女の子が床に座ってギターを掻き鳴らしながら歌っている。
等身大の自分をありのまま歌っている。
浴衣がはだけるのなんかお構いなしに叫び泣いている。
胸に迫った、心をハンマーで殴られた。
歌として出来上がる以前のマグマのような感情をそのまま浴びせられているように感じた。