三人のダンサーと三人のミュージシャン+

9日のKプロジェクトはまたまたとても面白かった。
外の物事をシャットアウトして孤夢に浸りきっている女性が立っている
夢の時間はゆっくりゆっくりと流れてるようでとても穏やかな表情
何かをまくしたてるように喋りながら歩きまわる男、見えない誰かと激しく口論しているのか
独り言を言う女が現れ、時おり気持ちよさそうに歌ってる。

男と女が、真ん中でほうけている女性に気付きちょっかいを出し始めた。
女性は相変わらず夢の中、まったく反応もない。
反応がないからこそなのか次第次第により直接的にほうけてる女性に語りかけたり触れたり。
すると女性は微かにほんの微かに首を横に振った
否定?拒絶?
それとも夢の中の出来事?
男はさらに饒舌に語りかけ女は言葉を投げかける
夢に潜り込んだ女性は穏やかに立ち尽くしたまま。
どちらが当たり前でどちらが狂ってるのか
どちらが虚でどちらが実なのか
誰にもわからず仕舞い
本人たちにもわかってなかったりして
『(「これは夢である」という夢の中)で誰かに起こされそうになっている夢』
あるいは誰かを起こそうとしている夢

さて今夜、偶然にも僕たちは同じようなことを音でやる。
『ハリコと真夜中のダミーズ』
虚と実、夢と現実、パラレルワールド
白くて四角い部屋でハリコ嬢が歌を歌っている
壁を背にした三人の男たちはそれぞれの楽器を奏でている
ハリコ嬢の歌とはまったく無関係に、他の奏者ともノーコミュニケーションでただ自分の世界を奏で続ける。
さて、偽物100%は誰だ?

七針、八丁堀
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