@東京おっぺ月例集会、四曲目

お笑い芸人並のハイテンションさで自分のサポートメンバーさえ寄せ付けずに独走状態で突っ走る筧利夫さんの歌が、
無事に、歌い終わり
いよいよtちゃんの出番。
おいらがいつも聴いているのは、おっぺのたまに音の出ないピアノでの弾き語り
今日は店の電子ピアノなので鍵盤が引っ込んだまま戻ってこないよー
なんてことにはならないと思う
「一本の木が枯れてゆくー」
とてつもなく凄まじい歌
ここに描かれている一つの光景に、私は声にならない叫びをあげてしまう。
合間のMCはリラックスしていてとても優しく、ピアノは間違えてやり直ししたり、
お客さんはほとんどおっぺのオッパーたちで
歌、音、声、会話の数々、空気すべてがオッペとなっていた
おっぺの風景を囁くように歌う
小さく繰り返す擬音が心地いい
とても厳しく優しい山々、風
自然という大きな愛に育まれ生かされている感謝を歌う
そして、
終わらない拍手。

コンクリートだらけの東京のど真ん中でおっぺに触れてすっかり心が温まった。
店を出てすぐに
「tちゃんの忘れ物みたいだけど誰が一番早く渡せそう?」と聞かれて
「来月11日にKんちゃんに会うから渡せるよ」と青い袋を預かる。
中をちょっと覗いたら何かのノートみたいだったので、開かないほうがいいやろとちゃんと確認せずに持ち帰った。
翌日、次のライブにこのノートが必要だとしたら、おっぺに送らないと間に合わないなーと思いtちゃんに電話をかけて聞く
そしたら
身に覚えがない
どーやら違う人の忘れ物らしい
あらためて青い袋の中身を確認すると
ノートだと思ってたのは●友林業のカレンダー。
そして「きこりんの家」という木の家のパンフレット。

東京おっぺ伝言板
森づくりからはじまる家づくりの●友林業のカレンダーを預かってます
お心あたりの方は連絡ください
お心あたりの方がいない場合
もしくはお心あたりがあってもいらないよという場合
ぼくが大事に使わせてもらいますよー
子供の落書き風味でなかなか可愛いカレンダー

tちゃんにネパールカレンダーをあげて、
おっぺの歌とオッパーたちに温められて、
●友林業のカレンダーを持ち帰った原宿の夜
ありがとう。