@売れる喧嘩は売らなきゃ損々の六発目

売れる喧嘩は売っておいたほうがいい
いや、売らねばならないのだ。
挑発する、挑戦状を叩きつける、喧嘩を吹っかける
唐突に殴りかかる
などなど、どんどんどしどしやるがよい。
それは「身の程知らずで無謀な喧嘩」であればあるほど素晴らしいのである。
テラノサウルスに挑むクロコダイル、クロコダイルに挑むコモドオオトカゲコモドオオトカゲに挑むヤモリ、ヤモリに挑む殿様バッタ、殿様バッタに挑む蟻んこ、
くらいの無謀なドンキホーテたれ。
そしてボロ雑巾のように負けて、ドブに倒れ込み汚水を呑んでむせび泣くがいい。

ただし、リアル喧嘩の話でも格闘技の話でもなく、芸事でのお話し。

さて、お話変わりまして
日光ライブから帰ってきたら猛烈にフリージャズをやりたくなったのです。
ドラマーKTさんに「熱くて鼻血ぶーな大興奮フリージャズをやりませんか?」とメールを送ったら
「圧倒的にいいですねーやりましょう」という返事をもろた。
そうですフリージャズは「圧倒的にいい」のです。
圧倒的に時代にそぐわないところなんか特に素晴らしいw。
そしてぼくは「フリージャズやるから自由と即興を愛する熱い奴この指とまれー」とこの場でメンバー募集したのが数日前。
そしたら、早稲田のあかねロンボクトウライブで御一緒したジャズギター職人SRさんから「いいですねー音合わせしましょー」とmixiメールをいただき
「SRさんのプロフェッショナルさとおいらのど素人さが作品の幅を広げるのだなあ」などと天と地ほどもある技量差を矢理無理に肯定してみたり。
日光ディジリドゥコネクションライブで御一緒したバイオリニストKKさんからは
カスタネットで参加します」というお茶目なmixiメールをもらい
「よかったよーあの超絶技巧バイオリンでの参加でなくて」とホッとしたりして。
さらに、海を越えて遠くタイランドからNYちゃんが、高熱にうなされ犬に噛み付かれながら
「フリージャズとかいいですね。日本へ帰ったらギターかディジュ吹くんで、何かやりましょう。」という嬉しいmixiメール。
そして、彼はカンボジアへと旅立ったのであった。
「おーい日本はこっちだぞー!」
さーて、このメンバーで一体どんなサウンドになるのか?と脳内シュミレーションしてヨダレを垂らしている真っ最中に、
一通のmixiメールが届いた。
その送信者欄に田野城寿男さんの名前を見た瞬間、
ぼくの心臓は、間違いなく止まったのであった。