尺八抗争、民謡パンク、でんでこでんでフジロッケ

6月12日
rイナちゃんと座・高円寺というコンサートホールに行ってきた。
尺八奏者Sウくんが出る「尺八抗争2009、石の会vs菅原組」
関西から乗り込んできた石の会を菅原組が迎え撃つ。
いやはや抗争とは穏やかでないなーとドキドキしながら着いた席は噛り付きのど真ん中、なにげにVIP気分。
石の会の会長が舞台に一人むせび泣くように吹く、客席後方から近寄る菅原組組長の哀しくて切ない響き。
いきなりの親分同士の決戦は、血を分けた兄弟と闘わねばならない戦国時代の武将たちの嘆きのよう。
Sウくん作曲の「常楽我浄」尺八四重奏。
哀しみ、喜び、希望、絶望が同時に練り込まれ、聞き手の心持ちによって楽しくも聞こえ哀しくも聞こえ、すごく気持ちいい。
さすがヨーロッパ公演から僕らの鶯谷ワッツアップ公演までこなすオールラウンドプレーヤーSウくんの世界、一筋縄では行かない。
圧巻は尺八組曲。12、3人の尺八奏者による素晴らき世界。
クラシックの多重奏を彷彿とさせる絶妙で完璧なアンサンブル。
なんだこのお方たちのプロフェッショナルぶりは!
ぼくは形ばらばら長さばらばらの尺八がこんなにピッタンコでピッチが合うとは正直知らんかった。
むせび泣く音色、フルートそっくりな音、魂のブロー、そして微弱音や音の消え際に小さく聞こえる金属的倍音、それはまるでフランジャー音。
尺八すげぇーっ!
尺八は宇宙じゃ!
みなさま「ネ申」に決定(゜▽゜)このままカーネギーホールでやって欲しいです、まじで。
終わってSウくん見つけて「素晴らしかった最高だった尺八の未来を見た」とハグして握手握手。
「こちら太鼓仲間で尺八吹きのrイナちゃん、さっきSウくんより私のほうが上手と言ってましたよ」と紹介したら
rイナちゃんピコ秒で否定、早っ。
そいで、会場で一緒になったバンド仲間のhリコちゃんとSウくんを口説きにかかる
「今度hリコちゃんボーカルでパンクな民謡をやるバンドを始めるんでゲストで吹いてくれよん」
Sウくん二つ返事で請けてくれた、さすがアンダーグラウンドのさらに底に張り付いたような店にまで降りてきて吹いてくださるプロフェッショナル。来るものを拒まずw。
民謡パンクバンド『でんでこでん』尺八のネ申が参加決定!これでフジロッケがグググーっと近づいたぜ!サマーンニックも狙おう狙おう!
も一つの、目指せフジロックのバンド『東京トヨタレコードズ(仮名)』は新たな手法を考えたよ。お楽しみに!
日本を席巻しよーぜ(゜▽゜)