@関東地方地震警報、その七

南関東では、二、三百年間隔で発生する関東大震災のようなM8クラスの巨大地震の間に、M7クラスの直下型が数回起こっている。
その周期性から警戒されるのが「東京湾北部地震」だ。
政府は、M7.3、最悪のケースで死者一万一千人と想定している。』

さてと、
今回懸念されている地震が、上記の「東京湾北部地震」に該当するのであれば…、
ふぅー、困ったなぁ。
東京湾に面した豊海水産埠頭のうちの会社、直撃です。。
ここは埋め立て地で地盤がとても弱く、会社の前を大型トラックが通過しただけで建物が揺れる。
昭和30年代に建てられた7階建て倉庫は老朽化していて、中の鉄筋が錆びて膨らんで床にヒビが入っている状態。
おいら最上階の7階(マンションでいうなら10階くらいの高さ)で働いているんだけど、むちゃくちゃ揺れるんだよねー。
地上で震度2くらいの揺れでもここ7階は震度3以上。
今までなんど青冷めたことか。

仕事中、倉庫の中で作業中に、↓このレベルの揺れがきたらアウトだな。(これ震度7強くらいかね)
「本当の地震の恐怖」
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=7LLwfBfVqnA
倉庫ではパレット積みした胸くらいの高さの品物を三段重ねしてあります。
背丈の倍以上の高さにそそり立つ鮭やらタコやら。
転倒防止措置など当然なく、積み木のようにただ三段重ねてあるだけ。
あいつらがおいら目掛けて四方八方から倒れこんでくるわけですなー
フフフ、ハッハッハ、ヒヒヒ、ウキキキー(゜▽゜)
バタンっキュー。
話しがここで終えるのはあまりにもつまらないので、奇跡的に助かったとしよう。
ぐじゃめろになった倉庫内で、どんな技を使ったかわからんけどおいらは無傷だった。
ん?停電?
窓一つない倉庫内で明かりなし、まったく何も見えない状態。
が、ゴルゴ13を読んだり読まなかったりしている俺は、慌てず騒がずにポケットからマグライトを取り出した。
「あーっ!電池切れーっ!」
しばらくお待ちください…。
今のうちに電池入れ替えといたよw。
これで真っ暗な倉庫から抜け出せる。
ぐじゃぐじゃになった荷物の上を這うようにしてどうにかこうにか出口扉に到達した。
この扉はひもを引っ張って電気モーターで開く仕組み。
停電だと、開きまへーんがな。
時おり余震で激しく揺れる、今にも老朽化した倉庫自体が倒壊しそうだ。
私は恐怖にパニクりながら手動開閉レバーを回す、回す、回す。
う、ご、か、ん。
扉が歪んでビクともしない。
バタっ。