「地震が起こる前に」必需品

●「緊急持ち出しグッズ」なんて、買うだけ無駄

いまの日本の豊かさを考えると救援物資は半日〜1日待てば届き始めます。そのくらいはハラヘリもノドカワキも我慢できます。阪神大震災でも餓死したなんて話し聞かないでしょ。だから「乾パン」なんて全く無駄。時代錯誤もいいところです。防災頭巾にいたっては空襲でもない限りいりません。昭和初期じゃないんだから。そんなの買うくらいなら、ミネラルウォーターをひとつでも多く買って置いておきましょう。


●絶対いるのは、懐中電灯とバケツ、それに帽子

上の話の続きですが、経験上どうしても欲しいものは「懐中電灯」と「バケツ」ですね。
これは常備してください。水タンクもあったら助かりますが、まぁバケツで凌げるでしょう。ラジオとかも欲しくなりますが、近くの避難所に行けば情報は入るのでなんとか凌げます。

あ、それと「帽子」も絶対いりますよ。
これは防災頭巾がわりとかではなくて、単なる「髪型隠し」です。
何日も風呂に入らない生活だと髪はボロボロボサボサになります。その状態で避難所に行ったり自衛隊の給水に並んだりしなければなりません。現代生活に慣れている人はこれが意外に苦になります。緊急時にそんなこと気にする方がおかしいって? いやいや、特に都会人にはこんな些細に思えることが意外と大きいのです。普段かぶる習慣がない人もCAPをひとつ用意して玄関近くに置いておくとそこらへんの精神的苦痛から開放されます。いや、大事なんですよ。精神ケアって。 現代型地震においては、地震による肉体的ケアより精神的ケアの方がずっと大事でしょう。