@馬と蛙で大騒ぎの弐

チャニーズバタフライ現象を知ってるか?
中国で蝶が羽ばたいた風がだんだん大きくなりハリケーンとなってアメリカを襲うというものである。
無視してもいいような極少なる違いがやがて信じられないくらい大きな違いを生むというカオス理論の一つ。
まあ平たく言えば、風が吹けば桶屋が儲かるみたいなもんです。嘘です。

ふぅー、さてと…、
まー、詳細はザックリ丸ごと省きますが、ケグリとまごめのプチ交流会の場が怒声飛び交うプチ修羅場となってしまったのである。
最初は「師匠vsYスケ」
そこへFアンさんが参戦「師匠&FアンvsYスケ」の二対一。
そしてYスケに助太刀してYンジュが参戦し「師匠&FアンvsYスケ&Yンジュ」になった。
つまり「師匠&師匠vs弟子&弟子」の二対二。
ババーン!!『仁義なき闘い師弟対決編』

まごめらービギナーのみなさんは、まだ経験ないだろうけどうちの会は師弟対決、弟子弟子対決などしょっちゅうやってるのですよ、人間丸出しのガチンコで。
あぁ、振り返れば数々の名勝負が蘇る。
師匠対i、i対m、師匠対Yなどなどなど、どれもどれも骨を斬らせて肉を断つという凄まじい闘いじゃった。
なにせ、てのひらまつりの晩ご飯を何にするかでこの世の終わりか!とも思えなくもないような激しいバトルロワイヤルを繰り広げる人達ですからね。
争い事が大嫌いな僕はいつも傍観者で一度も闘わず。

さて、今回も傍観者のつもりだったのだが、
いくらなんでも師匠とFアンさん沸騰しすぎだろー頭から湯気が出てますよ!
二人はまるで赤鬼と黒鬼、手がつけられない。
さてと、
じゃあ、そろそろ、鬼退治でもしますかね!
「はいはいはいっ!たまには意見していいですか?」とおいらは手を挙げて割って入った。
「師匠とFアンさんは原理主義なんすよ。原理主義だから根本的で、根本的であるからこそどうしても過激にならざる得ない。そういう白か黒かはっきりさせてしまうような原理主義はこの現代社会では『害悪』ですキリリッ」決まったぜ。
さあこい反論!
ほらこいっ批判!
かかってこいやーっ!
二人纏めてやっつけちゃるーっ!
一同シーン。
反応ゼロ。
「…」
なんだなんだ俺は、またいつものようにハ・ズ・シ・テしまったのか?
それとも赤鬼さんも黒鬼さんもおいらの指摘なんか重々承知の上ってことなのかい?
久々のパーフェクトスルーをくらってしまった僕は、後はただ酒を呑むばかり。なんだか、さみちぃーなぁ。