@土日は江戸に行ってきた 二日目 浅草探検隊

待ち合わせの田原町駅に着いた。
改札入ってすぐのホームを右左と見渡す「しめしめまだ二人とも来ていない」青い毛糸の帽子をさらに深く被ってサングラスかける。
派手派手な服装のぼくは完璧に別人。
たまに街にいらっしゃる「素人ではなくて玄人とわかるんだけど実際何の玄人なのかわからない怪しい人」みたいな。
あるいは、売れない漫才師かインチキ香港人(香港の人ゴメン。売れない漫才師の人は早よ売れろ!)
別人と化したおいらはkミーとmドリちゃんが来たらそれとなくそばに近寄り、片言の日本語で「浅草名物ウナギパイはどこで売っていますかぁ?夜のお供にウナギパイはどこですかぁ?」と語尾を上げて話かけてやろうと待ち構える。
が、なかなか二人はこない、ふと前方を見たら「ウゲっ!線路挟んだ向こうのホームに二人を発見!」俺は完璧にホームを間違えてるし。
ここで慌てて動くとこっちを向いて座っている二人に見つかってしまう、なんてったって白いホームに毒々しいド派手なキノコがウゴウゴしてるようなもんだから。
深呼吸しながらゆっくりと改札を抜けようとしたら「ビコーン」自動改札が鳴って通せん坊された。
駅員さんに小さな声で「すいませんホームを間違えました」と言ってコソコソ通してもらう。
もうこの辺りの一連の出来事でぼくはすっかり派手なカッコが恥ずかしくなってきたのだ。
まー、雷門ダンシングステージを華麗にスルーしてしまったという不甲斐ない実績が効いてもいたこともあり、一気にテンション凹み気味。

ここ最近「ミュージシャン!楽器なけりゃただの人」と挑発的にのたまったりしてたが、なんだなんだ「ダンサーなんて踊っていなきゃただの人」じゃんorz。

反対ホームに行き静かに二人に近づいていく
「うっ、mドリちゃんに見られた、見られ続けててる」。
ダメだバレバレやん!
まー結局、二人の笑顔と笑い声に凹んだテンションもめでたく上昇気流で再浮上したんだけどさ。
君達はいつも知らないうちにおいらを救ってくれてるんだぜ!
直では照れ臭いので、この場で伝えたい
「ありがとう」心から。