@土日は江戸に行ってきた 七日目 川越唐人揃い

おいらは足腰が安定していると言われる。短足で重心が低いことが一番の要因ではあるがそれだけじゃーないっ。
高校の頃やってた土方のバイト。20代の頃やってた市場での荷下ろし仕事やアスファルト舗装の仕事。そして今は人手がいない時のコンテナ荷下ろし。
否応なしに足腰が鍛えられる仕事についてきた。肉体労働を通して足腰を中心に体が作られてきた。
おまけに短い足ときたもんだ、ほっとけよ(笑

ダンサーって面白いよなー
「自分の体が今までどのようにして育ってきたのか?」とか「今現在どんな体の状態なのか?」とか、過去の自分と今の自分の結実として踊るわけで、
それは肉体に限ったことでなくて精神的なことや感性や身につけたセンスも過去と今の集大成として踊るわけで。
それは何もダンサーに限った話しではなくて、ミュージシャンも絵描きも写真家も小説家もあらゆる表現者がそうなんだよね。
今そこにいる者は、何年も生きてきたそいつの歴史と今のそいつが結晶となった光みたいなさ。
さらにさらに本当はそれは表現者だけに限った話しではない。
特別に自ら表現することに対して情熱を燃やしているわけでない多くの人々も過去と今によりピカピカ光る結晶なんだ。なんら変わらない。
表現者のほうがそういうことを認識しやすいだろうが、一般人も同じく時間と命の結晶体なのです。
(ま、おいら今だかつて「一般人」や「普通人」なる人物に出会ったことないんだけどね)

蔵通りかられんけい寺への帰り道の商店街でドンドコ賑やかに太鼓と鐘を叩きながら踊り歩いてたら、なんの前ぶれもなく突然右手の指がビシっと折りたたまって固まって動かなくなってしまった。ビクともしない。
「うわーっどうなったんだ?俺の右手」パニくりながらも撥を左手に持ち替えて太鼓を叩いて歩く。
aイちゃんとDドンが心配して「どうしたの」「大丈夫?」と声をかけてくれたが「指が動かなくなった」と笑いながら答えてた。
だって楽しすぎるんだもん。

みんなで集合写真を撮ろうという時にkミーが来てくれた「入りな入りな」と誘ってちゃっかりフレームイン!
そしてkミーとママさんと三人で日が落ちた蔵通りを歩いた。
母娘の温かくて面白いやりとりを見ていてぼくの心はぽかぽかと暖まり、ぬくもりと幸せを感じたんだ。
kミーとママさん楽しい一時をありがとー!
時間のスピードは人それぞれなんだと教えてもらったよー(笑)
ありがとーの言葉以上にありがとを伝えたい。