@NIKKO DIDGE CONNECTION vol.2ライブ編トラック1

21日夕方、東武特急きぬ123号の空いてた席に座った。
すると自分の体ほどもある大きなキャリーを引っ張りながら通路を行ったりきたりする男の子、手にした特急券と睨めっこしながら。
ぼくも何気に自分の特急券を見たらこことは全然違う6列123番の印字。
「なんだここは自由席じゃないんかい?」と自分にツッコミ入れて荷物抱えてドタバタと6列123番にいくと、そこには涼しい顔したおっちゃんが座ってた。
この東武特急きぬ123号は涼しい顔をしてたらどこにでも座ってよいというローカルルールなのかもしれない。
「あのーぼくの券に書いてある席はここだと思うのですが?」とおっちゃんに声かけたら平身低頭謝りながら席を空けてくれた。
あのおっちゃんは今もどこかで誰かの席に涼しい顔をして座っているような気がしてしかたない。
さっきからずっと車中を行ったりきたりしてた男の子が「あったーここだぁ」と歓声をあげた。
ほどなくしてGクちゃんからメールが届いた。
「にこにこ
笑顔が戻ってきました。」
Kイくんの笑顔の写真付き。
「なんだ、顔がふっくらしてていい感じじゃん!
いい笑顔だなーこっちのほうが、にやけてしまうぜ!ありがとー
心置きなく踊ってくるぜ!」と返信する。
木曜に高熱が出て入院してたおいらの大事な友達Kイくん。
ずっと心配してた。
日光から帰ったら見舞いに行きたいと思ってた。
Kイくんのふっくら笑顔の写真を見てたら、なんだか知らないけどこの日光遠征ライブは全てうまくいくとわかってしまったのだ。
世の中のいい事は全て繋がってるもんなのさ。
もちろん俺様を中心にな!
だから、幸せになりたい奴は俺様が造ってる舞台に登場するがいい、そりゃ小さい幸せだろうけど。
ま、その先は君の実力で。

東武日光駅からバスに乗り東照宮下のランカトルグカフェ日光に到着。
二階の素敵なカフェに三階のめちゃめちゃくつろげるライブ会場、前回の楽しすぎたディジュコネVol1を昨日のことのように覚えているので「ただ今!」って感じがする。
出演者が続々と集まってきた。
ほとんど友達だし「はじめまして」の人だって帰る頃にはみんな友達になる、日光ディジュコネマジックの一つ。
別名六界マジック。
「バナナ食う?黒糖パン食う?」と友達に勧めたら「遠足のおやつですか?」と笑われた。
チャランケ祭りの失敗を繰り返さなかったおいらはこの先、本番前のバナナと黒糖パンが定番になりそうだ。

だめだ!定番など作るんじゃない。俺の道はそっちじゃない。